住まい手の工夫が光る、キッチン収納アイデア5選
大好きな作家さんのうつわやグラス。それから、ついつい買い足してしまう美味しそうな調味料たち。
際限なく増えてしまうキッチングッズの収納は、多くの人の悩みの種ではないでしょうか?
今回はキッチン収納の参考になるお宅を、5つの収納タイプ別でご紹介します。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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Case1.見える化された魅せる収納
1.リノベーション事例:「KITCHEN×SIMPLE」(東京都世田谷区)
壁面を活用することで、全ての道具を見える化したTさん宅のキッチン収納。S字フックにキッチンツールを掛けたり、
ワイヤーネットにバスケットを取り付けて調味料を収納したり、全てを見せながら収納しています。
そうすることで どこに何があるかひと目で分かり、効率良く作業ができるのだそう。
所狭しと並べられた本格的な調理器具と業務用キッチンの雰囲気が相まって、まるでレストランの厨房のようですね。
2.リノベーション事例:「SIMPLE×モルタル」(東京都目黒区)
前途の事例と同じく、キッチンツールなどが見える化されたYさん宅。
キッチンのサイドにはカップボードを造作し、食器や瓶類を収納しています。Yさんのように色味や形の似た食器類毎に収納すると、見た目に統一感が生まれて◎
魅せる収納だからこそ、気分の上がる美しい見え方を意識できると良いですよね。
Case2.空間がスッキリ!まるっと隠す収納
リノベーション事例:「in Parallel」(東京都杉並区)
壁付けキッチンとアイランド型の作業台があるSさん宅。
キッチンはリビングにひらけたオープンな仕様のため、なるべくモノを見せずにスッキリとした状態にしたい!との思いから、作業台の下部に大容量の収納を確保しました。
幅約1.8m、奥行き90cmの作業台下部の収納は、お家にある食器類全てここに仕舞えるほどの収納量があります。
リビングから見えない内側は扉を取り払ったオープンな収納に。
ワンアクションでモノが取り出せるようになっています。
Case3.見た目もおしゃれ!なボックス収納
リノベーション事例:「fleek」(東京都江東区)
キッチン下部がオープン収納になっているKさん宅。
右手にパントリーがあるため冷蔵庫などの家電や食料のストックはパントリーに収め、キッチンに収納するのはよく使う一軍アイテムだけ。
お気に入りの食器やグラスなどは見せつつ、生活感のあるモノはボックスに隠して収納。
Kさんが使っているような木のバスケットなど、見た目がお洒落なボックスを選ぶと、インテリアショップのようで素敵ですね。
Case4.買いだめ派にオススメ!パントリー収納
リノベーション事例:「FLOW」(埼玉県三郷市)
共働きのIさん宅。食料品などはネットで購入してストックしておくことが多いため、キッチンの延長線上にパントリーを設けました。
パントリーに造作した棚に、インボックスを使ってストック類を収納。
中身が見えないボックスは、スッキリとした見た目を保ちたい方にもってこいなアイテムです!
一番下の段にはキャスター付きの台の上にボックスを乗せて配置しておき、床掃除の際に移動がしやすいよう工夫が施されています。
また、リノベーションの設計時に予め使用するボックスを選んでおけば、ボックスのサイズから逆算して棚を設計することが可能!
そうすることでデッドスペースが生まれず、空間を有効活用できるのでオススメです。
最後に
住まい手の工夫が光るキッチン収納アイデア、いかがでしたか?
キッチンはお家のデザインの中で、使う人の個性が最も現れる場所と言っても過言ではありません。
今回ご紹介した5つのタイプをベースに、あなたにとっての収納の最適解をぜひ見つけてくださいね。