[2020.10.6]
StayHome期間中に読んでた本で、素敵な本があるので紹介させてください。
著者は近年小説も書いている社会学者の岸政彦さんです。
いわゆるマイノリティと呼ばれる人々に関してや、何気なく過ごしている日々の日常の中で見落とされている大切なモノやコトに関して書かれた本です。
社会学と聞くと学術的な本なのかなと思いますが、岸さんの温かくて包み込むような優しい文章が心に浸みてきます。
ちょっとだけ目次と内容を紹介します。
「誰にも隠されていないが、誰の目にも触れない」
家で過ごす会話や日常生活の音声を録音しているカップルがいるのですが、旅行中の交通事故で亡くなってしまいます。そうすると日常の何気ない会話とか諸々が、「何気ない日々」という言葉ではとても形容できなくなってきます。じゃあ、もしカップルが交通事故に遭わなかったもう一つの世界があったら、、、自分達は「何気ない日々」をどう過ごして行くべきか、色々思うことがありました。
タイトル、今っぽいですよね。友達に関してのエッセイ集です。
僕も人に勧められて読んだ本ですが、著者の小田嶋隆さんの歯に着せぬ文章が爽快で楽しく読めました。
各章のエッセイの最後で偉人や著名人の言葉が紹介されます。
僕の大好きな作家スタンダールの言葉が紹介されていたのでテンション上がりました。
紹介した2 冊の本は、どちらも短い文章が集まった本なので、空き時間に読書するのにピッタリです。
少しスマホを置いて、少しの時間、読書してみてください。