リノベで生まれた“我が家にしかない空間”5選
みなさん、“趣味”はありますか?一言で“趣味”といっても、物を手作りしたり体を動かしたり。小さなスペースでできることもあれば、大きな道具やたくさんのパーツを揃えなくてはならないような趣味もありますよね。そんな時、「狭くても良いから自分だけの空間が欲しいな…」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
nuリノベーション(以下、nu)で家づくりをされたお客様の中にも、それぞれの価値観が垣間見える個性的な空間を創られた方がたくさんいらっしゃいます!
今回は、これから家づくりを検討されている方も思わず妄想が膨らんでしまうような、唯一無二の趣味空間をご紹介いたします。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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世のお父さんの憧れ?フィッシングルームのある家
リノベーション事例:「matte」(東京都品川区)
ここはご主人の趣味である釣り道具を収納するために作られた2.2畳のお部屋。
壁に取り付けた有孔ボードやラーチ合板にさまざまな釣具がディスプレイするように収納され、まるで小さなショップのようです。
あえてフローリングやクロスは使用せず、ラフな素材で仕上げたことでガレージのような雰囲気を演出しつつ、結果的にコストダウンにもなったのだとか。
釣竿やルアーなど、釣り道具の中には先の尖ったものや細かなパーツも多数。
趣味部屋があれば小さなお子様がいても安心して道具のお手入れに没頭することができますね。
植物を慈しむために作られたインナーテラス
リノベーション事例:「THROUGH」(東京都江東区)
家の中で一番日当たりと風通しの良い場所に設けた、パーティションで囲まれたインナーテラス。
日常生活の中でグリーンを身近に感じられるのは、グリーン好きな方にはたまらない空間ですね。
このスペースだけ床をPタイルで仕上げているため、気兼ねなく水やりや植え替えなどの作業も可能です。
ランダムに積まれた箱にはサボテンやエアプランツをディスプレイ。
天井には網を設置することで、ハンギングポットの植物も楽しむことができます。
夫婦それぞれの大切な時間を尊重する空間
リノベーション事例:「Seihitsu」(神奈川県川崎市)
こちらのお宅には、ご夫婦それぞれが自分の時間を大切に過ごすことのできる空間が設けられています。
ご主人が手に入れたのは”なにかをする”ためでなく、”なにもしない”ための空間。
「家の中で一番好きなスペースかも」とご主人が語るのは、玄関土間の延長線上に何気なく作ったこちらのスペースです。
スツールが置かれたこの空間で、お風呂上がりにぼーっとする時間に幸せを感じるんだとか。日常から一度そっと離れて頭を空っぽにする、素敵な空間ですね。
一方、学生時代に禅を学んでいたという奥様がこだわったのは畳敷きの寝室スペース。扉を開けると一段上がる造りになっており、床下は収納として活用しています。友人に書いてもらったという掛け軸の『日日是好日』は奥様の好きな言葉で、この和室が完成したときに「床の間に飾るのにぴったりだ!」と直感したんだそう。
学校の工作室のようなアトリエのある家
リノベーション事例:「住むアトリエ」(東京都大田区)
ものづくりが趣味だというご主人が、リノベーション(リノベ)をするにあたって「絶対に譲れない!」と考えていたアトリエスペース。絵を描いたり服や鞄を制作したりと、多用途に使えるよう、シンプルなカウンターと壁付けの棚を配置しました。
カウンターの向かって左側には奥行きの深いスペースを確保し、大きなテキスタイルを裁断する時、材料や資料を広げる時など、さまざまなシーンに対応。座った時に目線の高さになる壁面にはDIYで黒板塗装を施し、ちょっとしたアイディアをストックしておくこともできます。
最後に
それぞれの趣味や居心地の良さを反映した空間、いかがだったでしょうか?
“その空間でなにをするのか”に合わせて床や壁に使用する素材を変えることができるのはリノベーション(リノベ)ならでは。ひとつひとつ個性が感じられて、ワクワクしますね!nuの施工事例の中には、今回ご紹介しきれなかった趣味部屋がたくさんあるので、みなさんもぜひ探してみてくださいね。