こんにちは。
季節が移り変わる今日この頃、
今回は、秋らしく芸術の秋を求めて小さなギャラリースペースで行われていた写真展のお話です。
特にお目当てのアーティストの作品を見に行くというわけではなく、
気の向くままにネットで調べ、
軽い気持ちでギャラリーを探すことにしました。
今回訪れたギャラリースペースは本屋さんと併設されていて、
「BOOK AND SONS」というおしゃれなネーミング。
少しだけ本屋さんのことに触れますと、
デザイン、写真、建築などの海外の洋書を主体としつつも、
国内のクリエイティブ系も取り揃えた
デザイン好きの方におすすめの本屋さんです。
ギャラリースペースに移動すると、
大きくプリンアウトされた花の写真の数々。
花はこれまでにたくさんの作家さんが撮影されてきた被写体でもありますが、
この写真はどことなく不思議な魅力を感じます。
ぼやけた背景からは、
どこで撮影されたかはわからず、
青空のような背景に花だけが浮かび上がったようなシンプルな構図。
どのように撮影したのだろうかなど考えながら、
別スペースにまた移動。
引き続き、鑑賞を続けていると、
一人の男性が声をかけてきました。
スタッフの方だと思い、
初めて訪れたことなどを伝えていると、
何か雰囲気の違う様子。
もしかしたらと思い、
尋ねてみると、
そう、今回の写真展の作家さんだったのでした。
運よく作家さんに出会ったので、
どのように撮影されたのかなどを尋ねてみると、
快く色々と撮影にまつわることなどを話していただけました。
創作の裏話的なことを聞いて、
再度作品に目を向けると、
その作家さんの想いや考えが混じり合い、
また違った見方で作品と向き合うことができました。
芸術の秋、すっかり季節は冬になってしまいましたが、
ふと出会った作品や作家さんの言葉。
心が温かくなりました。
[2021.12.6]