この連載では、ブランドづくりへの想いや裏側、ブランドディレクターである私自身の価値観について綴ってきました。
そして最終回となる今回は、nuリノベーション(以下、nu)というブランドがこれから大切にしていきたいことを、あらためて言葉にしてみたいと思います。
nu が掲げているキャッチコピーは、“いい時間をつくるリノベーション”。
どんな空間で、どんなふうに時間を過ごすか。
それは、その人の暮らし方や生き方そのものを、静かに形づくっていくものだと感じています。
好きな器を選ぶ、季節のものを慈しむ、余白をつくる……。
特別なことをしなくても、暮らしの中で豊かさを感じる小さな選択を重ねていくこと。
そんな日々の積み重ねが、やがてその人らしさの輪郭になっていく――
実際にそんな場面を、お客様の暮らしから何度も見てきました。
だから住まいは、寝る場所や食事をする場所といった“機能”だけでは語りきれない。
もっと包括的で、そこで生まれる気持ちや揺らぎ、日々の静かな選択までも包み込む存在であってほしい。
お客様の「こうありたい」という願いを丁寧に受け止め、そっと背中を押せるような住まいをつくること。
ブランド姿勢として掲げている“nuインクルーシブ”には、まさにその思いが込められています。
nuが目指しているのは、完成度だけを誇る空間ではありません。
住む人が、自分らしい豊かさに気づきながら、日々の暮らしを重ねていける場所であること。
そんな住まいをつくり続けることが、わたしたちが大切にしていきたい “ブランドのあり方” だと思っています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
またどこかでお目にかかれましたら幸いです。
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