こんにちは、デザイナーの吉岡です。
スタッフの偏愛をレコメンド形式でお届けする本企画。
第13回目となる今回は、僕がずっと愛用しているお気に入りの小物入れをご紹介します。
◾生活日用品ブランド『SyuRo(シュロ)』の小物入れ
SyuRoは「暮らしの中で息づくデザイン」をコンセプトに、ものづくりの街として知られる蔵前を拠点としています。
どの商品にも職人さんの技とストーリーが込められていて、大変魅力的です。
実際に手に取ると、無駄のない佇まいの中に静かな存在感があり、毎日の生活に自然と溶け込んでくれます。
▲ 左:丸缶 (大/ブリキ) 、右:角缶 (小/真鍮)
この収納缶は町工場の職人さんが一つひとつ手作業で製造していて、作業風景も動画で見ることができます。
余計な装飾や溶接をほとんどせず、曲げ加工だけで形を作っているとのことで、素材の良さがそのまま生かされています。
エッジの立たない柔らかで洗練されたフォルムには、日本のものづくりらしい丁寧さを感じます。
触れたときの心地よさもあり、思わず長く眺めてしまうような存在です。
僕の生活にもすっかり馴染んでいて、丸缶にはコーヒー豆を入れています。
200gの袋がちょうどぴったり入り、見た目以上に使い勝手がいいです。
朝のコーヒータイムにこの缶を開ける瞬間がちょっとした気分転換にもなり、毎日の小さな楽しみになっています。
そして真鍮の角缶は、カトラリー入れとして使っています。
出しっぱなしにしていても絵になる存在感があり、蓋付きなので雑多に見えないのがうれしいところ。
日常の風景に少しだけスパイスを与えつつ、整う。そんなアイテムです。
来客時にも『これどこの?』と聞かれることがあり、さりげなく空間を引き立ててくれます。
SyuRoの缶はどれも入れ物ながらにノンコーティングで、素材そのものの表情を楽しむ斬新な仕上げになっています。
特に真鍮は、空気に触れた瞬間から色が変わり始めるので、経年変化がどんどん進む素材です。
最初は「濡れた手で触らないように」なんて少し気をつかっていましたが、今はその変化を含めて愛着が湧いています。
たまに歯磨き粉で軽く磨くくらいの、やりすぎない手入れをしながら育てていく感覚が心地よく、
便利なものが溢れる今だからこそ、手をかけながら長く使う喜びを思い出させてくれる道具だと感じています。
毎日の生活にそっと寄り添う、そんな一品。
アイテム選びの参考になれば嬉しいです。