みなさんこんにちは!
ぎっしーです。
先日、伊豆に一泊二日で旅行してきました。
古民家の一棟貸しのヴィラに宿泊して、ほぼずっと宿で過ごす贅沢な旅をしてきたのでそのことを書きたいと思います。
宿泊したのは伊豆市のお隣の伊東市にある、
『花の雲 別荘 スイートヴィラ閑』というところ。
本館は別にあり、別荘の古民家1棟貸しが2棟ある旅館です。
最近は古民家や民宿など1棟まるごとの貸し切り宿が増えてきた印象です。
プライベートな空間で人目を気にせずリラックスして楽しめるのでオススメです。
個人的に古民家が好きなこともあり、こうした宿はよく調べて行ったりしていますが、この建物は築100年のものを群馬から移築してリノベーションしたものだそう。
私も前職で長野から横浜に古民家の移築再生をやったことがありますが、その時もなかなか苦労した思い出があります。
ここは立地がけっこう高台にあり、この部材を持ってきて、組み直すのはさぞ大変だったろうなと、工事関係者の労を想像しつつ、お疲れ様でしたという思いで中に入りました。
玄関は趣のある引き違いの木建。日本の古き良き玄関構えです。
それでは、中のご紹介です。
建築面積は約100㎡、小屋組は表しで赤松の梁のダイナミックで開放的な構造が堪能できます。この小屋組の迫力は古民家ならではですね。憧れる人も多いのではないでしょうか。
リビングルーム、食事用の和室、小上がりのベットルーム、室内の展望風呂、そして露天風呂付きのウッドテラスという贅沢な構成になっています。
リビングルームの家具や調度品はデンマークの良いものが揃っていて、
ソファと椅子はフィン・ユールの名作No.53。
テーブルやキャビネットも重厚感を醸しだし、セレクトはさすがの一言。
CDプレイヤーで音楽を流しながら晩酌が最高でした。
ちなみにオーディオ機器もデンマークの高級オーディオブランドBang&Olufsen。
完全にデンマークブランドで固めているなと思いながら、デンマークなど北欧のものは古民家の空間と親和性高いなと改めて感じました。
壁は土壁の漆喰仕上げ(おそらく)。
わらの表情が出た特徴的な質感。スピーカーのシルバーとの対比が意外とよかったです。
リビングの隣の小上がりが寝室になっていて、障子で緩く仕切れる仕様。
ベッドボード上の照明はルイスポールセンのPH2/1とこれもデンマークのもの。
統一感のこだわりすごいです。
和室は食事をとる専用のスペース。
ここはかなり和の印象が強い空間となっていました。
地元の海の幸と地酒を堪能しました。量がめちゃくちゃ多くて食べきれないほどでした。
美味しかったです。
廊下も渋いですね。陰の感じがたまらんです。
左側がウッドデッキ 、奥に進むと展望風呂です。
展望風呂はこんな感じ。写真だと景色があんまりですが、よかったです。
そしてこの宿の1番の見所!
檜の露天風呂付きのウッドデッキです。
かなり広い!夜は上の梁組を見ながら、朝は伊豆高原の景色を見ながらの温泉は格別でした!
もとの建物から構造もかなりいじってリノベーションしていて、これを考えるの楽しかったろうな〜とか、自分でもこういうの設計したいな〜と物思いにふけながら、静かにゆっくり流れる時間を過ごしました。
まさに宿の名前でもある『閑』を満喫できた良い旅となりました。