みなさん、こんにちは。
さて、今回もリノベーション現場の技レポをお届けいたします!
今回は、「ハイブリットキッチン」について。
“ハイブリットキッチン“って何だと思いますか?
この言葉は弊社施工管理チームがつくった造語になりますが、メーカーの既製品キッチンに大工工事を加えた、世界でたった一つのオリジナルキッチンのことです!
そもそもキッチンは、「既製品」と「造作」の大きく2つのジャンルに分けることが出来ます。
既製品とはメーカーが製造しているキッチンで、決められた仕様の中からパーツを選んで決めるキッチンのことです。
それに対して造作は、職人さんがゼロからつくり出すもので、既製品のキッチンでは実現できないような形や仕上げ材を使うことができる、自由度がとても高いキッチンです。
「それなら自由度が高い造作キッチンが良いな」と考える方は多いと思いますが、そこで立ちはだかる壁がお金のお話…。造作キッチンはゼロから全てをつくり出すため自由度が効く分、既製品のキッチンよりも金額がUPしてしまうのが通常です。
「金額は押さえたい。でも個性のあるキッチンにしたい…。」
そんな相反する要望を叶えることが出来るのが、“ハイブリットキッチン”です!
前置きが長くなりました。
職人さんのひと手間でオリジナリティがぐっと増したハイブリットキッチンの施工事例を、いくつかご紹介したいと思います。
・リノベーション事例:「NATURAL×WOOD」(東京都調布市)
ガラス張りの収納棚がとても印象的なキッチンですよね!
こちらは、メーカーのキッチンの一部を造作の収納棚にアレンジしています。
上の写真の部分までメーカーの既成材料を使い、
そこに職人さんに造作の収納棚を作っていただきました!
側面パネルを取り付ける前の写真で、手前半分が造作+奥の白い部分は既成品、まさにハイブリットなキッチンの状態になっています。
天板やシンク・中のキャビネットは全て既製品で、
表から見ると職人さんの技術が詰まった造作風キッチンに。
続いては、タイルを纏ったキッチンです。
・リノベーション事例:「SIMPLEL×LOFT」(東京都中野区)
こちらは、なんと80cm×100cmの大判タイルを、メーカーのキッチンに貼り付けています!
こちらも天板や中のキャビネットは全て既製品です。
メーカーキッチンでは使えない磁器質タイルを使うことで、LDKの中で印象的な雰囲気を醸しだしています。
腰壁周りを造作風にアレンジすることは他の事例でも結構ありまして、
・リノベーション事例:「VINTAGE×ジャンク」(東京都荒川区)
上記のようにソイルペイント塗装を施したものや、
(※ソイルペイントは改めてブログで紹介する予定です。とても面白い塗装材なんです!)
モールテックスも、過去に多数施工をしています。
・リノベーション事例:「smoothing」(東京都世田谷区)
職人さんによる造作のひと手間を加えることで、他にはない個性が光るキッチンづくりが実現できるのです。
毎日使うキッチン、お部屋の空間の象徴となるキッチンを考える時に、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか^^
お読みいただきありがとうございました。