[2020.3.5]
DVD2枚の長編です。3時間ちょっとあります。
長いのに沈黙のシーンが多いので、事前にたっぷり睡眠をとることをお勧めします。
1920〜60年代のアメリカを舞台に、数人の少年ギャングたちの人生の色々を描いた映画です。
主演のロバート・デ・ニーロ(ヌードルス役)の青年期〜初老の演じ分けももちろん見所なのですが
少年時代のヌードルスをはじめとする少年たちの演技も(上手いかどうかはわかりませんが)みずみずしさがあって、この映画の世界観の中でとても輝いていました。(回想シーンとして観るからよく見えるのかもしれないです。)
また、キャスティングにかなり時間を掛けただけあって(?) 少年時代・青年時代の役者陣がすごくそっくりなのです。ヌードルスはもちろん、マックスとか。時代が何度も前後する映画は登場人物が混乱しがちですが、ストーリーから推測せずとも顔を見ただけで誰だかわかるほどみんな似ているのです。
キャスティングつながりでのもう1つの見所は、ヌードルスの初恋相手役・デボラの少女時代。
ジェニファー・コネリーの神がかった美しさは必見です。薄汚れた倉庫で踊っていても、周囲すべてが輝いて見えます。ヌードルスがトイレの穴から覗き見るのもわかります。
ただ、成長したデボラが20代でも50代でも顔が全く変わっていないのは疑問でしたが。。。
「デボラのテーマ」や「アマポーラ」と言った挿入曲もとても効いています。
人間の良いところ、悪いところ、若さ、美しさ、残酷さ、老い、憂い、憎しみもすべてごちゃ混ぜにした
どろ団子のような映画です。
名作映画であることは間違いないので、根気強さとお時間のある方には是非お勧めしたい作品です。
宝塚で舞台化されているので、今度観劇しに行ってきます。
一緒に行く友人はすでに1回観ているそうなのですが、「映画の方がはるかにわかりにくい」とのこと。
先に映画を見といてよかったなと思いました。観劇直前にもう一度借りて観なければ。。。
NETFLIXで配信されていないのが残念です。
rnc