
先日、スタッフの有志で建築見学に行ってきました。
この日訪れたのは、神奈川工科大学構内の『KAIT工房・KAIT広場』。
建築家の石上純也氏による名建築です。
nuでは、定期的に建築に触れる時間を大切にしています。
実際に足を運ぶと、写真では伝わらない空気やスケール感があって、毎回新しい発見があります。
都心から少し離れていることもあって、なかなか手軽に訪れられない建築。
また、毎月見学できる人数が限定されている施設であることもあり、参加メンバーも自然とテンションが上がっていました。

最初に見学したKAIT工房は学生が自由にものづくりを行える創作施設です。
細いスチール柱の密度の違いによって緩やかにゾーニングされた大空間で、用途が固定されない自由度のある空間。外壁面はガラスとなっており、内外の境界はとても曖昧です。

見学日は授業日ではなかったため学生は少なかったのですが、展示された作品や並ぶ機材を見ていると、この開放的な空間が学生の創造力を刺激していることが伝わってきました。
同じ作業でも、場所が変わるだけで気持ちやアイデアは大きく変わる。
改めて、建築が持つ力のようなものを考えさせられる時間でした。

続いて、今回最も楽しみにしていたKAIT広場へ。
壁はなく、屋根と床だけでできた空間です。
屋根はゆるやかに高低差をつくり、地形のようにうねっています。
圧巻でありながら、ずっと居たくなるようなリラックス空間。自然とみんな座ったり、寝転んだり、それぞれ思い思いに浸っていたのが印象的です。
ただ、見学日が真冬だったこともありとても寒く、長居はできませんでした。

寒い日は日向を探し、暑い日は日陰で風を感じる。
季節や天候によって使われ方が変わるのも、この場所の魅力だと思います。
人工的に作られた建築でありながら、使い方はとても自然主体的で風情のある空間でした。
また少しマニアックな話ですが、火災報知器が設置されていたことも印象的で、公園のように感じる空間にも、きちんと建築としての法規や設備が組み込まれている。
従事者ならではの視点で「ここにもついているんだ」と盛り上がったのも、今回の見学の面白い一幕でした。
