こんにちは。アドバイザーのハシノです。
最近話題の「Chat GPT」がリリースされてから、あっという間に数ヵ月経ちましたね。
恐ろしいスピードで進化を続けるAIですが、
あと10年,20年後にはどんな世界になっているのか…全く見当がつきませんw
Chat GPTに初めて触れたとき、
〝小説の世界の実現〟を、とてもリアルに感じた瞬間もありました…。
きっと小説だけでなく、映画やアニメなどの作品で、
同じように感じた方も多かったのではないでしょうか!?
今日は好きな作家である「森博嗣」さんの小説を通して、
「いつかこんな世界が来るのでは!?」という〝AIの世界〟を少しご紹介させていただきます。
森博嗣さんについても、少しご紹介させていただきます!
執筆のペースが速く、まだまだ読めていない作品もたくさんありますが、
個人的な所感としては、このような印象でしょうか。
理系 / 淡々とした文章 / 元工学博士 / ミステリーというよりSF寄り
個性的な天才たち / シリーズ間のつながり
淡々と進んでいく文章と、個性的な天才たちによるやりとりが面白く、
たくさんのシリーズがあり、そのシリーズ間のつながりも大きな魅力です!
・彼女は一人で歩くのか?
今日、ご紹介したい小説はこちら。
2015年に刊行された「Wシリーズ」の1作目になります。
約200年後の世界が舞台。
AIの進歩の先に〝人工細胞〟の技術が発達。
人間は人工細胞により寿命という概念がなくなり、
AIと人工細胞をもとに「ウォーカロン(walk-alone)」という生命体が登場しています。
人工細胞を取り入れたことで、人間は子供を産むことが出来なくなり、
新たな人間が生まれない状況で、ウォーカロンと共存する世界という設定。
主人公の研究者「ハギリ」は、人間とウォーカロンを識別するための研究を行い、
何者かに命を狙われてしまうところから、物語は始まります。
人間性や命とは何か?をテーマに描かれる未来の物語です。
これだけのスピードでAIが発達すれば、いずれ〝人工細胞〟が出来るのでは?
そうなると、ウォーカロンのような存在も誕生するかも…。
と思わされてしまうほど、現実とのリンクが感じられ、
今、読むからこその面白さもきっとあると思える小説です!
このシリーズは、2018年に10作目で完結していますが、(私はまだ6作目…)
翌年から続編である「WWシリーズ」が始まり、既に7作まで刊行されています。
これからどんな展開になっていくのか、とても楽しみなシリーズです!
AIやSFの世界観などがお好きな方は、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!