憧れの家に住むために!知っておきたいリノベーションのメリットと注意点とは?
中古住宅をただ購入するのではなく、理想とする間取りや内装を実現できるリノベーションが人気を集めています。知っているようで実はよく知らないリノベーションの定義から、実際にリノベーションを行う場合のメリットとデメリットなど、基本的なことを詳しく解説します。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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そもそもリノベーションって何?
リノベーションは、すでに建てられて人が住んでいた住宅に対して工事を実施し、住みやすさなどの住宅全体に関する快適性を新築時点よりも高めることをいいます。
リフォームでは、特定の設備の取替や改修、キッチンやユニットバスの取替、壁紙や照明の変更など、古くなった設備を新築当時の状態に戻すことが、リフォームの基本です。
これに対してリノベーションでは、間取りの変更や配管設備、冷暖房設備の変更なども含んだ大規模な工事を行うことになります。そのため、新築当時以上の新たな魅力をリノベーションによって生み出すことができます。
間取りをはじめとして、外装、内装などを根本的に見直してリノベーションを行うことで、住宅全体の機能を向上し、新たな価値を創造できる点がリノベーションの特徴です。
そこに住む人にとって何が“快適”かは、人それぞれで違っているのが普通です。その住宅に住む人が快適と感じられるように住環境全般を刷新することが、リノベーションでの最大の目的となります。
リノベーションのメリットとは
既存の住宅を、新築当時以上の価値に高められることがリノベーション全般のメリットといえますが、より具体的には、マンションと一戸建てに分けて、次の点をメリットとして挙げることができます。
[中古マンションの場合 ]
・費用を抑えられる
中古一戸建てと同様ですが、中古マンションを購入してリノベーションを行うことで、新築マンションを購入する場合に比べて、一般的に費用を抑えられるメリットがあります。
・資産価値が下がりにくい
中古マンションでは築21年以上の物件は、その後の評価額の低下が緩やかになる傾向があり、リノベーションのメリットになります。
・物件を前もって知ることができる
新築のマンションは完成する前に販売が行われるため、実物を知ることができませんが、中古マンションであれば、そこに行って物件の状況を知ることができます。
[ 中古一戸建ての場合 ]
・費用を抑えられる
新築一戸建てを購入する場合よりも、中古住宅を購入してリノベーションする場合が、費用を抑えられることが一般的であり、大きなメリットといえます。また、築20年前後の一戸建ては構造の痛み具合が少なく、耐震や断熱性も今の家のレベルに近いので、大掛かりな補修がなければリノベ費用も安く済みます。
・設計の自由度が大きい
リノベーションではリフォームと比較して、住む人のニーズに合わせて自由に設計を行えるメリットがあります。
・希望の物件が見つけやすい
新築一戸建て物件は価格が高く、希望するエリアで条件に合う物件は少ないものです。リノベーションでは、中古物件のため、予算的に余裕ができ、希望するエリアやその他の条件に合った物件を見つけやすくなります。
リノベーションはメリットだけではない?知っておきたいデメリットとは
メリットの多いリノベーションですが、その一方で、デメリットにも目を向けておく必要があります。こうしたデメリットを把握しておくことで、後悔のないリノベーションを行うことができるでしょう。
[ 中古マンションの場合 ]
・構造による制限
RC造壁式のマンションでは、間仕切りの壁が耐力壁として建物の強度を保っているため、取り外すことが制限される場合があります。床下の構造によっては、給排水管などの配置を変えられない場合があります。
・管理規約の制限
マンションの管理規約によっては、思っていたような設計ができない場合があります。なお、玄関ドアや窓サッシなど共有部分が関係してくる設計変更は、基本的にできないと考えたほうがよいでしょう。
[ 中古一戸建ての場合 ]
・構造による制限
2×4工法やプレハブ工法で建てられている場合、間仕切りの壁が強度を確保しているため、間取りを変更できない場合があります。
・法律による制限
一戸建ては増築も可能ですが、都市計画法などによって、容積率に上限が設けられており、敷地面積に対する延べ床面積の割合が制限されます。
事前に注意点をしっかりおさえて自分好みのリノベーションをしよう!
リノベーションは大きな買い物になりますので、事前に注意点を充分に把握しておく必要があります。
具体的な注意点としては、次を挙げることができます。
・間取りが変更できるか確認
・水まわりや電源容量を確認
・工事中の住居の確保
リノベーションにあたっては、その住居の間取りが変更できるかを確認しておく必要があります。住居の構造によっては、先ほどもお伝えしたとおり、間取りが変更できない箇所があるからです。間仕切りが撤去できるかはリノベーション専門会社に確認することをおすすめします。
システムキッチンやユニットバスを替える場合は、水まわりの配管の位置による制限を受ける場合もあります。またマンションによっては一戸当たりの電源容量に制限のある場合があり、オール電化が難しいケースも出てきますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
購入した中古物件に住居を移している場合は、工事中に一時的な住居を別に確保しなければならない場合があります。リノベーション中の物件に住み続けることができるのは、比較的小規模なリノベーションの場合に限られます。
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