こんにちは。NAGASHIです。
前々回、私のblogでご紹介させていただいた神奈川工科大学のKAIT広場に引き続き、
今回は同大学のKAIT工房をご紹介させていただきます。
KAIT工房は、2008年に竣工した建物で、
設計はKAIT広場と同じ石上純也氏です。
木材や金属の加工、3Dプリンターやレーザー加工、印刷など
学生があらゆる制作活動を自由に行える設備の整った場所です。
建物は正方形に近く、外壁は全面ガラス張りと
シンプルでクリーンな印象の外観でした。
工房の内部は間仕切りのないワンルームの空間と、
ランダムに配置された沢山の鉄骨の柱が印象的でした。
柱は厚みや太さの異なるものが全部で305本あるそうです。
最初は5種類くらいの、ある程度規格化されたものが配置されているのかなと思いましたが、
工房内を見学していくうちに違う形の柱がどんどん見つかっていったので
途中で柱のことを考えるのを諦めてしまいました…
工房内は天井のトップライトと相まってまるで森の中のような場所でした。
広いオープンな空間でありながら、
柱に囲まれて安心感があり、創作活動には理想的な空間です。
個人的なお気に入りポイントは、工房内の椅子やテーブルたちでした。
白く塗装された薄い金属の板を折り曲げて作ったような形で
まるで折り紙のようです。
サイズも一般的なものよりひと回り小さく、とても可愛らしい印象でした。
工房のためにオリジナルで製作された椅子のため、
販売されていないのが残念です…
こちらの工房も、KAIT広場同様に一般公開の日時が限られた施設にはなりますが、
大学のHPから3D&VR見学ができるので
気になった方はぜひ、体験してみてください!