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こんにちは。
あっという間にもう4月…新年度ですね。
明治通りの桜もあっという間に散っていってしまいました…。
さて、本日は「紀尾井清堂」について書きたいと思います。
「紀尾井清堂」は東京都千代田区にある建物です。
設計は内藤廣氏。
この建物は
「使い方は出来てから考える…」とクライアントから機能のない箱としてリクエストされたそう。
リクエストなし、が1番難しいですよね…
私が訪れた際はギャラリーとして使われていて
「奇跡の一本松の根」展が開かれていました。
敷地が傾斜しているため1階は半地下になっていて、洞窟のような雰囲気。
この大空間を柱4本だけで支えています。
また、床や壁に使われている荒い石材は
廃材を再利用しているため、形や色がバラバラです。その表情の違いが無骨さを助長しています。
2階へは外の階段を利用して上がります。
1階の無骨な雰囲気から打って変わって、2階は木を多く使った温かみのある空間になっていました。
特徴的なのは、開放感のある4層吹き抜けの空間と吹き抜けを取り囲む回廊。
無数の木材で設えられた内装も圧巻で美しかったです。
また、天井のトップライトから柔らかな光が差し込み
神秘的な空間になっていました。
「紀尾井清堂」は麹町駅から徒歩5分程度。
機会があればぜひ訪れてみてください。