こんにちは。
本日は「長野県立美術館・東山魁夷館」について書きたいと思います。
「長野県立美術館・東山魁夷館」は長野県長野市にある善光寺のほど近くに建つ美術館です。
長野県に縁のある日本画家・東山魁夷の作品を数多く収蔵しています。
この美術館は、長野県立美術館の前身である「信濃美術館」の別館として1990年に建てられました。
設計は谷口吉生氏です。
特徴的なのは、雁行型につながる展示室とそれを取り囲む水盤・大きなガラス窓・長く張り出した軒、シンプルで無駄が一切ないキレイな外観です。
エントランスを入ると、まず目に飛び込んでくるのがタイルと水盤の庭。
大きなガラス窓には継ぎ目がなく、室内外がつながるような開放感がありながら、
長く張り出した軒が影を落とすので
とても落ちつける空間でした。
静謐な空気感が漂っています。
展示室内は撮影ができなかったのですが、
東山魁夷の魅力を存分に味わうことができました。
東山魁夷氏の作品は清らかで静謐な空気感があり、
この建物とすごくマッチしているな、と感じました。
展示室の最後にはラウンジのような空間が広がります。
ソファに座り、キラキラと輝く水盤を眺めながら
東山魁夷の作品に触れた後の余韻に浸れます。
何時間でも居られるくらい落ち着く空間でした。
実は東京にも谷口吉生氏が設計した建物がたくさんあります。
葛西臨海水族園と葛西臨海公園展望広場レストハウス、
東京国立博物館 法隆寺宝物館、GINZA SIXなどなど…
馴染みのある建物ばかりですね…
機会があればぜひ足を運んでみてください。