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こんにちは。
もう10月ですね。
最近は過ごしやすい気候で嬉しい限りです。
本日は「ホキ美術館」について書きたいと思います。
「ホキ美術館」は千葉県千葉市にある日本初の写実絵画専門美術館です。
設計は日建設計で2010年に竣工しました。
展示される写実絵画の繊細さを邪魔しないよう、
可能な限りシンプルでプレーンを目指したそうです。
この美術館の特徴はなんといっても30mも跳ね出すギャラリーです。
ギャラリーの先端30mが空中に飛び出し、中に浮いています。
これだけ中に浮いていたら不安になりますが…
揺れを抑える制振ダンパーが採用されているそうで、ギャラリー内部にいても揺れを感じませんでした。
ギャラリー内部を歩いて回った際にも
浮いている部分がどこからなのか、分かりませんでした。
また、建物内部で特徴的だと思ったのが絵画の展示の仕方です。
ギャラリー内部の壁は鉄板で出来ていて、
絵画やキャプションは全てマグネットで壁に固定されています。
絵画を壁にかける際に必要なピクチャーレールもノイズになるとして排除している点も素晴らしいと思いました。
ギャラリー内部は撮影ができなかったのですが、
繊細な内装の中に展示されている写実絵画は絵とは思えないほど美しく、写真と見紛うほどでした。
もし千葉市に訪れる機会がありましたら
ぜひ、どこからが浮いている部分なのかを探ってみてほしいです。