こんにちは。
最近は秋らしくなってきましたね。
私は今頃の気温がちょうどよくて好きです。
本日は「原美術館 ARC」について書きたいと思います。
「原美術館 ARC」は群馬県渋川氏にある現代美術館です。
品川にあった、今は閉館してしまっている「原美術館」の別館としてオープンしました。
建物の設計は建築界の重鎮、磯崎新氏です。
真っ黒な外観が特徴的なこの建物ですが、
ピラミッド型の屋根をかけた正方形の展示室と細長い展示室2つがシンメトリーに配置されています。
また、エントランス部分は屋根がかかるだけの半屋外のようになっています。
エントランスホールを舞台としても使用できるように設計されているそう。
野外コンサートなどのイベントが行われることを想定しているようです。
前庭を客席とするために、エントランスホールに向かって緩やかな斜面になっています。
展示室内部は残念ながら撮影禁止だったのですが、
シンプルな白い壁とトップライト、屋根のアーチ構造が美しい空間でした。
また、2008年に書院造をモチーフにした「觀海庵」が増設され、
「觀海庵」へとつながる廊下からは遠くの山並みが臨めます。
屋根を支える柱が風景をきれいに切り取る気持ちのいい廊下でした。
屋外にも様々なアーティストたちの作品が展示されています。
「キャンベルズ・トマト・スープ」でお馴染みのアンディ・ウォーホルの作品や
オラファー・エリアソンによるプリズムを使った作品など
見どころがたくさんありますので
ゆったり庭を散策するのもおすすめです。
庭から建物を眺めると自然のなかに忽然と黒い物体が現れたようで
建物自体がアート作品のようにも見えました。
本日は「原美術館 ARC」についてご紹介いたしました。
機会があればぜひ訪れてみてください。