こんにちは。
先日、南青山にあるフリッツハンセン東京を訪れました。
フリッツハンセンといえば、北欧を代表するデザイナー
アルネ・ヤコブセンと共に数々の名作家具を生み出してきた家具メーカーですが、今回そのフリッツハンセンがユニークな展示を開催しました。
オーストリアのワイナリー「Gut Oggau」とのコラボレーションによるアート作品の展示で、チェアを赤ワインで染めるというものです。
ヤコブセンがデザインしたグランプリチェアがワイナリーの手によって赤く染められています。
無塗装のオークのチェアに一脚ずつワインがかけられ、濃く染められたものからオークの色みが残るものまで8脚のチェアがそれぞれ個性を出しています。
ワインの塗装だけではありません。
チェアの脚もとには、ワインのキャップで使用されているワックスが塗られています。
もし座ってしまうと割れてしまうそうですが…
ワインのラベルに描かれたチェアのイラストは、
オーストリアのイラストレーターVald氏によって描かれたもので
Gut Oggauのボトルに描かれるイラストはすべて彼によるものだそうです。
とても魅力的なデザインのボトルで購入できないかな…と思ったのですが、
このワインは120本しか製造されず、展示を記念したセレモニーの際にVIPに振る舞われたそうです。VIPになりたい…
今回の展示は、本国デンマーク、韓国、日本の3カ所で開催され日本では12/23までの展示でした。
日本で見ることは今後難しいかもしれませんが、
今回初めて知った方は、ヤコブセンのチェアのデザインとGut Oggauのワインを試されてはいかがでしょうか。
[2021.12.28]
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