こんにちは。
2023年もあっという間に1ヶ月が過ぎましたね!
昨年も似たようなことを言っていた気がします…
本日は「金沢海みらい図書館」について書きたいと思います。
「金沢海みらい図書館」は石川県金沢市にある図書館で、
建物の設計はシーラカンスK&Hという建築家ユニットです。
この図書館はその美しさから、
「世界の魅力的な図書館ベスト20」に選ばれるなど国内外で人気の高い図書館です。
建物のコンセプトは「ケーキの箱」。
開けた時ドキドキ・ワクワク感は本と通じるところもある気がしますね。
白い外壁にドット柄がついた外観が特徴的な建物ですが、
このたくさんの小さな丸、じつは窓なのです。
しかもこの窓、場所によって光の採り方を変えるために
一つひとつ大きさやガラスの種類などが違うそうです…!
自然光だけでも読書に最適な光を採り入れるためにさまざまな工夫がされています。
図書館の中にはいってみると
たくさんの小さな窓から光がよく差し込んでいることがわかります。
また、各所に立てられた柱は細く、軽やかな印象を持ちます。
柱の直径はわずか30cm…!
高さ12mの吹き抜けで開放感のある美しい空間です。
中央付近にみえる筒状の小部屋はエレベーターホールです。
階段とエレベーターがこの中におさまっています。
エレベーターホールの上には照明器具がちらりと見えていますが、
夕方以降の暗い時間帯はこの照明で壁を照らした反射光で空間全体を明るくしています。
閲覧スペースや学習スペースの手元照明やスタンド照明、本棚を照らす照明以外に
直接光がほとんどないことも特徴的です。
閲覧カウンターやスタンド照明は家具デザイナーによって
オリジナルでデザインされているそう。
空間のコンセプトやモチーフに沿ったシンプルなデザインで
美しく空間に馴染んでいます。
現在はコロナの影響で入館に制限があるようですが
機会があればぜひ訪れてみてください。