マンションのリノベーションで できるコトとできないコト。
マンションには『専有部分』と『共用部分』が存在し、個人がリノベーションで自由に変えられるのは『専有部分』だけ。
では、その『専有部分』って一体どこの部分を指すのだろう! ? 具体的にマンションリノベーションで自由にリノベできるのはどの部分!?
今回のリノベのアレコレでは、まず窓と玄関扉についてお話しします^^
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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リノベ前に知っておくと役立つ!マンション用語
『専有部分』とは区分所有法で個人の所有権となる部分。住戸の内側(内装材と建具)と床材やキッチンなどの住宅設備のことを言います。『共用部分』とはマンションの所有者全体で所有権をもつ部分。例えばエントランスや共用廊下など共同で使う部分を言い、電気・給排水などの共用設備も含みます。リノベで変更できる『専有部分』とできない『共用部分』を事前に把握しておくことで、リノベーションをしたい!となった時に必ず役に立つはずです★
1.窓のサッシは自由に変えるコトができるの!?
外に面した窓は『共用部分に』該当し、外観に影響をあたえる可能性があるためサッシを違う色やデザインに変更することはできません。(マンションの規約によってはガラスだけを取り替えることは認められています!)しかし住戸の室内であれば専有部分となるため、リノベーションで好きな色や自由なデザインで窓をつくることができるんです^^ 最近では窓を単なる採光や通風のためと考えるだけでなく、窓自体をデザインとして空間の中に取り入れるという方も増えてきています♩こちらはインナーテラスを室内につくり窓を新たにつくった事例です。さらには2重サッシにすることで寒さを軽減したり、防音の効果を高めることもできます!
2.玄関扉は好なモノに交換できるの!?
玄関の扉は『専有部分』と思われがちですが、実は『共用部分』に該当しするんです!1.の窓と同じく外に面した玄関扉は外観に影響をあたえる可能性があるため、自由に色を塗ったり新しいものに交換することはできません。ただし、玄関扉の内側であれば住戸内のため『専有部分』となり、好きな色に塗装することができます(既存のドアの仕上げによっては塗装できない扉もあります)! こちらの事例「memories」は、リノベの際に玄関・土間だけでなく玄関扉までこだわっていて、ネイビーの塗装にイエローのポストが抜群のアクセントになっています♩
いかがでしたでしょうか?
『専有部分』だからという以外にも、管理規約やそのマンションごとに決められたルールもあるので事前に確認しておくことも大切です!
なかなか聞きなれないマンション用語だからこそ、事前になんとなくインプットしておくことでリノベーションをする際に、よりスムーズに理解を深められるかもしれません^^