こんにちは。
もう年末ですね。
一年が過ぎるのが本当に早いですね…。
さて本日は、ある礼拝堂をご紹介したいと思います。
こちらの建物は建築界では大変有名な「ロンシャンの礼拝堂」です。
ル・コルビュジエによって設計されたこの礼拝堂は
フランス/ロンシャンの長閑な丘の上に建っています。
直線的な建物を設計することが多いコルビュジエですが、
この建物は大胆な曲線が多用されています。
滑らかに湾曲した壁と分厚い屋根が特徴です。
建物内部は多様に差し込む光で満ちています。
特徴的なのは、ステンドグラスの小窓とトップライト。
ステンドグラスの小窓は、
テーパーのついた壁と相まって上手く光を拡散しています。
外観から見えていた煙突のような変わった出っ張りの下は祭壇になっています。
祭壇の上に設けられたトップライトから入る光が壁をなめ、
神聖な空間を演出しています。
また、天井と壁との間にスリットが設けられており、
分厚い屋根に軽さをだしています。
じつは、扉の絵もコルビュジエによって描かれています。
こちらにもコルビュジエ節が感じられます。
建物の外観は
コルビュジエらしい直線的な窓と
曲線的な屋根の構成がおもしろい。
「ロンシャンの礼拝堂」は
フランスのパリからは電車で3時間程とかなり遠いですが、
スイスのバーゼルからは電車で1時間程で行けるようです。
機会があればぜひ訪れてみてください。
今年ものこりわずかですが、
皆様、よい年末をお過ごしください。
[2021.12.23]