秋の夜長を愉しむ人/UNIQUES vol.11
すっかり秋の気候となったこの頃、夜の始まりがだんだんと早くなるのを感じます。
いつも通り家に帰るのはなんだか勿体無い、金木犀が香るすてきな夜。仲間と賑やかに盛り上がるのもいいけれど、
今日は普段と少し違う過ごし方をしてみませんか?遅くまでオープンしているお店や、昼間とは違う楽しみ方ができる場所。
ここでは本誌で紹介しきれなかった、アナザーストーリーをお届けします。
タブロイドはこちら→UNIQUES vol.11
■北海道の文化“締めパフェ”が味わえる『Parfaiteria beL』
みなさんは、お酒を飲んだ後に何が食べたくなりますか?
実は今、“締めのラーメン”ならぬ“締めパフェ”が、東京でブームになっているんです。
今回取材した渋谷にある『Parfaiteria beL』(パフェテリア ベル)は、
締めパフェ発祥の地・北海道の味を東京で味わうことができる人気店。
飲んだ帰り道や、いつもより頑張った自分へのご褒美にパフェで1日を締めくくるって、
想像しただけでなんだかワクワクした気持ちになりませんか?
美味しくて可愛らしいパフェが「明日も頑張ろう!」と思わせてくれる、そんなお店をご紹介します。
ぼんやりとしたうす暗い照明が、心を落ち着かせる店内。
木彫りの熊や牛のイラストなど、北海道の雰囲気が要所から感じられます。
北海道といえば色んな特産物がありますが、数年前から道産の牛乳を使ったソフトクリームと
旬の果物を使ったパフェで1日を締めくくるというのが札幌市民の定番になっていたのだそう。
これは酪農が盛んな北海道ならではのことですよね。
それにしても札幌でそんな食文化が根付いていたなんて、初耳でした!
ティーカップやガラスの器が飾られたディスプレイの裏側は厨房になっていて、
隙間から調理中の様子を垣間見ることができます。
このように厨房ではパティシエの方が一点一点心を込めて手作りしています。
本場の味を再現するために、パフェに使う牛乳やチーズなどの乳製品は全て地元産。
パティシエの方曰く、色んな要素が詰め込まれたパフェだからこそ、
食感、甘みや酸味、苦味を絶妙なバランスで組み立てることが重要なんだそう。
店名の「beL」が書かれたクッキーが可愛いですね!
ここで改めて注文したパフェをご紹介!本誌にも登場する、ピスタチオとプラリネ(左)とPrincess belle(右)です。
15cm以上はある圧倒的な高さで、「美しすぎて、崩したくない」が本音でした。…が、
一口頰張ったらそんなかわいらしいことを言っていられないくらい、パフェへとのびる手が止まりません!
ピスタチオとプラリネは、シフォンケーキやピスタチオプリンなど甘さが詰まった宝箱のようなかんじ。
Princess belleは柑橘系をメインに使用した甘さ控えめの大人の味で、どちらも最高でした。
パフェが崩れないように、早く食べないと!と思いつつも…やっぱり写真を撮りたくなるのが女子ですよね(笑)
美味しいパフェで締めくくった今夜は、良い夢が見れそうです。
本誌「UNIQUES」vol.11」では、“過ごし方”にフォーカスを当てて、『Parfaiteria beL』をご紹介しています。
そちらも是非チェックしてみてくださいね!
・ACCESS
Parfaiteria beL
東京都渋谷区道玄坂1丁目7-10 新大宗ソシアルビル3F
京王井の頭線渋谷駅から徒歩2分
・営業時間
17:00~24:00(月~木)、17:00~25:00(金・祝前日)
15:00~25:00(土)、15:00~24:00(日・祝日)
定休日:無休
[2019.10.10]
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