ライフスタイルメディア「cocorone」編集長とみこさんのリノベーション日記。
新築派の夫とリノベ派の妻とみこさんのリノベは、一体どんな風に進んでいくのでしょうか。
[ vol.13 リノベの振り返り ]
入居して3ヶ月。
インテリアも揃い、家で過ごす時間もより快適に。
全13回の連載も、いよいよ最終回になりました。
リノベのきっかけからリノベ後の暮らしまで、この連載が少しでも、リノベーションや家づくりの参考になれたら嬉しいです。
約8ヶ月のリノベーション、振り返ってみると思った以上に楽しかった!
そして想像以上に決めることも多く大変でした。
でも、もし物件購入を考えている人がいたら、リノベーションの楽しさを全力で伝えたい。自分の暮らしに最適化された空間なので、暮らしやすさはやっぱり抜群!そして、家づくりという一生ものの趣味と出合えたことで、毎日がより楽しくなった気がします。
個人的に一番よかったなと思うのは、予算オーバーでも物件選びを妥協しなかったこと。起きてから寝るまで、ほとんどの時間をすごしているリビングは、南向きで日当たりもよく天井も高い空間。もともと2部屋あった間取りを1部屋に変更したら、より開放感ある気持ちいい空間になりました。
築30年ほどの中古マンションですが共用部分もとてもきれいなので、快適に過ごしています。
リノベでいちばんこだわりたかったキッチンは、開放感がありつつも210cmとコンパクトなつくりに。普段の家事は、料理は私掃除は夫と明確に役割分担分しているため、ひとりで料理をすることがほとんど。なので移動しやすいコンパクトなサイズ感に設計してもらって正解でした。
欲を言えばもう少し収納が欲しかったなと思いますが、収納スペースが限られているともの選びにも慎重になるため、逆によかったです。
ワークスペースがリビングにあることで、暮らしと仕事がゆるやかに共存する空間に。仕事の気分転換にコーヒーを淹れて休憩したり、コミュニケーションが取りやすい導線にもなっています。
撮影の自由度が高い空間もお気に入り。仕事柄、自宅で撮影する機会も多いので、撮影のしやすさも重視していたポイント。リビングは日当たりがよく広々としているため、今まで以上に撮影しやすくなりました。
撮影する時は、リビングのラウンドテーブルや、日当たりの良いワークカウンターに天板を置いたり、キャビネットの上に天板を置いたり。撮りたいイメージに合わせて撮影場所を選んでいます。
物件価格も予算オーバー、諦めきれない箇所も多く、最初の見積書を見た時はどこまで理想を叶えられるか正直不安になったことも。情報収集をしている時は、あれもこれもと理想を全て詰め込みたくなりますが、既存の設備を活かしながら進めていくのも方法のひとつ。
我が家はクローゼットの扉や、部屋の扉は既存の設備を活かしました。最初は全て新しくしたかったのですが、暮らしてみたら「意外と馴染むしいいじゃん!」とポジティブに捉えられるように。明るいモクの扉についたゴールドのドアノブがいいアクセントになっています。
キッチンや洗面台のタイル、各部屋の扉の交換、大きなFIX窓など、費用の兼ね合いで諦めた部分もいくつもありました。でも、設計デザイナーさんに意見をもらったり、夫婦で話し合ったりしながら調整をかけた結果、心地いい空間に仕上がってよかったです。
とはいえ、実際に住み始めてみて、すでに部分リノベをしたい箇所も…!
次のリノベーションに向けて、また少しずつ計画を立てていこうと思います!
限られた予算の中で理想に近い部屋を実現できたのは、「nuリノベーション」の皆さんのおかげ。価値観が真逆の夫婦で、たくさんご迷惑をおかけしたかと思いますが…笑
とても素敵な空間に仕上げていただき本当にありがとうございました。
住み始めてみて快適だなと思う部分も、まだまだ改善したいなと思う部分もありますが、リノベーションはあくまでも通過点。変わっていくライフスタイルに合わせて、自分たちにフィットする理想の家を作っていけたらと思います。
撮影・文:とみこ