nuアドバイザー早見の家の話を、全4話でお届け。
リノベーションを知り尽くしたオトコが挑む、自宅の購入とリノベーションに密着しました。
番外編:住み心地とインテリア2
全4話でお届けしてきた、アドバイザー早見の家のリノベーションの話。
本来は前回で完結する予定でしたが、ご紹介したい点が多く1話には収まりきらなかったため、
番外編をお届けいたします(笑)。
それでは前回の続きから。メイン空間となるLDKには様々なこだわりが詰まっていましたが、
中でも目から鱗だったのがエアコンの設置場所について。
実はこの壁の中にエアコンが隠してあります。
正確に言うと、リビング隣のWIC内にエアコンを設置し、この吐出口を通じてリビングに風を送る仕組みです。
第1話から「シンプルでスッキリした空間が好き」と話していた早見でしたが、まさかここまでとは!(笑)
早見:エアコンのビジュアルって意外と生活感が出てしまうので、それなら隠しちゃおうと思って。
ミニマルな空間を実現するために徹底してこだわりました(笑)
この吐出口を回すと風向きなどが調節できて、リモコンはWi-Fiを使って携帯で操作します。
これはリノベでやってよかったことの一つですね。この家は『stealth』というコンセプトを元に創り上げた空間なので、そのテーマに則ってエアコンや収納
など生活感が出る部分は徹底的に隠し、シンプルでミニマルな空間を極めました。
食洗機や洗濯機もビルトインで設計しているので、全体的にスッキリしている所が気に入っています。
こちらが「Miele」の洗濯機をビルトインした洗面スペースです。
早見も言っているようにビルトインすることで見た目がスッキリして、よりミニマルな空間に感じますね。
白を基調としたホテルライクな雰囲気がありながらも、リノベーションらしさを感じるコンクリート現しの梁がいいスパイスになっています。
ちなみに、リビング扉はオーダーメイド。木フレーム部分を最大限細くしてガラス面を広く取ることで、圧迫感のない空間を実現させました。
扉を閉めれば、リビングにいても洗濯機の音は気にならないそう。
また、玄関を入ってすぐの場所に洗面スペースを配置しているので、来客の際も便利ですね!
当初の計画通り2人で並んで使える広さが確保されていて、「奥さんと朝の身支度が被ってもスムーズです」と満足そうな早見でした。
洗面の右隣の扉は、ベッドルーム・バスルーム・WICが集約されたプライベート空間へと続いています。
脱衣所とベッドルームはあえて扉を設けずにダイレクトに繋がっていて、「一般的には扉を設けると思いますが、限られた空間を広く見せるためにあえてオープンな空間にしました。ホテルステイをしているような感じで、意外と過ごしやすいです」。
また、ベッドルームはマットレスを置くゾーンのみ床レベルを15cm上げています。
設計段階から、限られた空間を広く見せるためにベッドフレームは置かないことを決めていたそうで、
その代わり床レベルを上げて、空間が緩やかにゾーニングされるように設計してもらったのだそう。
こういった空間活用術は、家づくりの時に抑えておきたいポイントですね。
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最後に今回の自宅リノベーションを振り返り、「初めてのリノベーションでしたが、やりたいことはやり切った」と笑顔で話す早見。
“シンプルでミニマルな空間をつくりたい”というブレない軸を持ち続けたことで、理想の住まいを創り上げたようです。
また、「デザイナーや施工管理のメンバーが、一緒にカタチにしてくれた」と話すように、リノベーションはまさにチームプレイの連続。物件探しから、設計・施工と、その時々で最良の選択を重ねて、やっとひとつの家が出来上がるのです。
だからこそワンストップで各分野のプロフェッショナルがサポートしてくれるnuの体制は「心強かった」と回顧し、「今回得た経験を活かして、よりお客様により添ったサポートしていきたい」と締めくくってくれました。
さて、番外編を経てようやく最終回を迎えた「オレの家の話」。
連載を通じて、リノベーションは家づくりのプロでも悩みの連続で、でもその先には素晴らしい時間が待っているということ、そして早見のリノベーションへの情熱も伝わっていたら嬉しく思います。
もちろん早見だけでなく、nuでは全てのスタッフが同じ熱量を持って、お客様の自分らしい暮らしの実現をサポートしています。
リノベーションの酸いも甘いも知った私たちだからできることがあると思いますので、いつでもご相談くださいね。
それでは、また次の連載でお会いできる日を楽しみにしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
□INDEXはこちら
□vol.1 不動産とリノベのプロの物件選び
□vol.2 現地調査とヒアリングに向けて
□vol.3 設計打合せと工事に向けて
□vol.4 住み心地とインテリア
撮影・文:nu編集部