nu リノベーションで好きな家具と趣味に囲まれて暮らす。20代で手に入れたN夫妻の家は20畳の広いリビングに無垢のフローリング、ホームシアター、とこだわりを詰め込んだ家を創り上げました。
高い家賃を払い続けるのはもったいない
20代のN 夫妻が家を買う事を決意したのは1年ほど前。「しばらくは東京に住むつもりだったし、高い家賃を払い続けるのはもったいない。若いうちにローンを組んでしまった方が将来的にも余裕ができると考えて」と話します。設計事務所に勤めているご主人は将来、実家の土地に戸建てを設計・建築する予定。実家に戻るまでの間も自分の納得のいく空間で暮らしたいと思い、住宅購入を決意しました。今まで住んでいた下赤塚は職場、実家へのアクセスと賃料や駐車場代を検討して住み始めました。色々な条件が重なって選んだ場所でしたが、住んでみるとN夫妻にはぴったりでした。下赤塚での住まい探しは新築から始めました。しかし間取りも内装も魅力的な物件はなく、ファミリー向けの部屋数が多い間取りはDINKSの二人には合いませんでした。そこで調べていくと、中古マンションをリノベーションすれば、価格も抑えて自分の理想の住まいをつくる事ができると知り、nuに問い合わせました。さっそくnuでの物件さがしを始めました。いずれは売却か賃貸に出す予定なので駅からの距離は絶対条件。そしてどうしても実現したかったのがホームシアター。すでに7台のスピーカーを持っていたご主人は隣り合う住戸が少ない角部屋を希望。何件か内見をしたのち、駅から近く、南東角部屋の二面採光で駐車場も近くにあるこの物件にたどり着きました。
こだわりがつまったリビング
いよいよプランニングの作業が始まりました。リノベーションのテーマとなったのはご主人が5年前からコツコツと集めていたカリモク家具。お気に入りの家具にあった広いリビングで音響を楽しみたい。これが大きなテーマになりました。また、日頃から友人を招く事が多いN夫妻。仕事がら二人の生活時間には違いがあったため、どちらかの友人が来ても気にせず生活できるように寝室からリビングを通ること無く、洗面所・お風呂を行き来できる間取りになりました。20畳の広いリビングのフローリングには肌触りのいい無垢パイン材を使用。集めてきたカリモク家具に合う色へ、オイル塗装で仕上げました。家具にあう色を決定するのには悩み、何度も打ち合わせを重ねました。住んでいる今は「いい色が出せてとても満足している」と言います。念願のホームシアターは新居に合わせてスピーカーが2台追加され、天井に6台、置き型のスピーカー2台とウーハーが1台。合計9台のスピーカーを設置しました。家とは思えないほどのリアルな音を味わう事ができます。奥様は家事をするのが楽しくなったそうです。キッチンはとても使い勝手が良く、デザインだけではない生活のしやすさにとても満足していると言います。
ないものは自分たちで創る
自分の家にちょうど良い家具がなければ自分でつくる。N夫妻の家には入れるものにあわせて自分たちで創った家具がありました。
「家具も家も同じ。自分の好きなようにできる事がリノベーションの一番の魅力です」。
そんなN夫妻にはリノベーションに対する抵抗はまったくありませんでした。
「スケルトンから工事をすれば、中身は新築。むしろ中古の方が立地がいいし、価格も抑えられる。将来住み替える事を考えてもとてもいい選択だった」と話します。何より自分の好きなようにできること、思い描いたようにリノベーション作業をしていくのはとても楽しく、住んでからも楽しく暮らしているというのが印象的でした。家づくりの方法として中古マンション× リノベーションが定着してきた近年。住み替えることが前提となっても住宅を購入する人が増えています。金銭的なメリット以外にも自分の好きな空間で過ごしたい。そう想い、実現していく人は今後ますます増えそうです。