内窓が決め手の心地いい空間6選
アイアンフレームや木フレーム、ガラスの種類など、使う素材によって様々な表情を魅せる内窓はまさにリノベーションならではのデザインです。壁の大きな面積を占めるケースも多く、空間を印象付ける大切なポイントになってきますよね。しかし、そのデザインもさることながら内窓をお部屋のどこに配置するかという点も、内窓の設置を検討する際に注目すべき重要なポイントとなってきます。
どうして内窓を造りたいのか、内窓のある家でどんな暮らしがしたいのか。その想いをもう少し深掘りすることで、かっこいいだけではない、あなたにぴったりの内窓にきっとたどり着けるはず。今回はそんな根強い人気を誇る内窓の実例を、その想いと共にご紹介させていただきます。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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|Case1.閉塞感を感じさせない
リノベーション事例:「Black Grid」(東京都江戸川区)
ひとつ目のお宅は黒枠が印象的なこちらの内窓。2.9畳の寝室を挟み込むようにリビング側と土間側の壁2面に内窓を設けました。
たっぷりと開口面積を取った内窓の効果で、明るく開放感を感じる空間になっています。真鍮の回転式金具で開閉ができる仕組みになっているので家全体の風通しもとてもよく、湿気が溜まりがちな寝室でもいつでも快適に過ごすことができます。
リノベーション事例:「Traditional」(東京都大田区)
こちらはワークスペースに内窓を設けたお宅です。
優先順位の高いLDKや収納スペースをしっかり確保しようと思うと、ワークスペースにまで広い面積を割くのが難しい場合もありますよね。こちらのお宅のワークスペースは約1.1畳とコンパクト。しかし電球の灯りとは異なる優しい自然光が差し込むことで、外との繋がりが感じられ閉塞感を軽減してくれています。
|Case2.明るい玄関の家
リノベーション事例:「SHAPELY」(東京都荒川区)
次の事例は玄関付近に内窓を作ったお宅です。家の顔とも言える玄関は、間取りの関係で薄暗い空間になってしまいがちですが、玄関横の個室に内窓を設置することで外の光が玄関まで差し込むようになりました。
内窓を設けた個室は窓が2面になり、より開放的な空間に。玄関だけでなく廊下までも明るく爽やかなイメージとなり、お出かけの身支度や帰宅した際も気持ちが良さそうですね。
リノベーション事例:「oio」(東京都大田区)
「玄関の近くに大きな内窓を設けるのは少し抵抗がある…」という方は、開口面積を抑えたスリット窓という選択肢も。こちらのお宅では横長のスリット窓に凹凸のあるデザインガラスをはめ込んでいるため、来客の際などに廊下側から室内の様子が見えることはありません。このようにプライバシー性を確保しつつ、明るさと抜け感もしっかり演出することができます。
|Case3.無窓のお部屋を造らない
リノベーション事例:「SIMPLE×SOZAI」(東京都渋谷区)
マンションリノベーションを行う際は建物の構造上、全ての個室に窓が取れるようにプランニングをすることが難しいケースもあります。寝室に窓を確保することが難しかったこちらのお宅では、リビングと寝室を隔てる壁に額縁のような大きな内窓を設えることで、光を取り込んでいます。
リノベーション事例:「memories」(埼玉県志木市)
また、6.8畳の個室に内窓を設置したこちらのお宅では、現在家族の寝室として使っているこのお部屋を将来的に2部屋に分けることも視野に入れています。その際、無窓になってしまうお部屋を作らないために活躍するのがこの内窓。リビング側からの光が個室までしっかり届くように工夫されています。
最後に
見ているだけでも心がワクワクする内窓ですが「どうしてここに内窓をつけたのかな?」という角度からも想像を膨らませてみると、また違った発見があるかもしれません。新しく家づくりをされる方はもちろん、今住んでいるお部屋の雰囲気を変えたい!という時にも内窓はもってこいのアイデアです。内窓を設置できるかどうかは建物の構造にもよってくるので、「この壁に内窓が設置できれば…」そんな想いがある方は、いつでもnuリノベーション にご相談くださいね。デザイン性だけでなく、暮らしをより豊かにできる”内窓”の魅力。あなたにぴったりの内窓を見つけてください。