nuアドバイザー早見の家の話を、全4話でお届け。
リノベーションを知り尽くしたオトコが挑む、自宅の購入とリノベーションに密着しました。
不動産とリノベのプロの物件選び
目黒線の武蔵小山駅から歩いて5分。体感としては、ほぼ3分の駅近な好立地。
超長い!で有名なパルム商店街からすぐそばに、アドバイザー早見のリノベーションした自宅があります。
早見 将秀|Masahide Hayami
91年生まれ。栃木県出身。建築学科を卒業後、2014年からnuリノベーションのアドバイザーとして従事。
趣味はサッカー・銭湯。好きなインテリアショップは白金台にある「BUILDING」。
普段はクールだけれど、会社のゲーム大会では人一倍張り切る少年のような一面も。
ハイセンスで流行にも敏感な、みんなの頼れるアニキ的存在。
昨年結婚をして、ここに奥様と二人で暮らしている早見。
築36年、55㎡の物件をフルリノベーションして、自分らしい暮らしを楽しんでいます。
以前も同じ目黒線の洗足駅に住んでいましたが、結婚を機に家を買うことにしたのだと言います。
早見:今と同じ広さ・立地の部屋を賃貸で借りるとなると、家賃は20万近くになると思います。
それなら金利の低い今家を買って、毎月のローンの支払いを賃料よりも低く抑える方がいいなと。
個人的には、賃料を払い続けるよりも、早い段階で持ち家として購入して、
自分の資産としてお金を払う方がメリットは高いと考えます。
家を買うといっても様々な選択肢がありますが、
リノベ会社で働いてるからには、中古マンション+リノベーションを一度は経験してみたかったという早見。
それは、nuでお客様をサポートし続けた約10年間を通して、
リノベーションの魅力を熟知していたからこその選択でした。
そして驚いたのは、物件を決めるまでのスピードと決断力。
後にも先にも、内見したのは今のこの家だけで、家を探し始めてから1ヶ月以内には購入に至ったと言います。
でも、それは決して、アドバイザーとしての経験があったからという理由だけではありません。
物件選びの軸がはっきりとしていたことが、早期決断のカギとなったようです。
早見:物件選びの軸は、自分たちの馴染みのエリアで、売却しやすい物件を探すことでした。
ここは駅近・新耐震・南東角部屋・オートロック。ちなみにペットも可の物件で、売りに出すにはかなりの好条件だなと。いつまでここに住むかは決めてませんが、今は住宅購入を一生に一度の買い物として考えるのではなく、
ライフステージ・ライフスタイルの変化に伴い、
カジュアルに家を買い替える人が増えていると感じています。広さに関しても、将来売却することを前提としていたので特に迷うこともなく、
いまの自分たちにあった55㎡前後の広さで探していました。
これは設計デザインのフェーズにおいても言えることですが、リノベーションは本当に決断の連続。
だからこそ「自分が本当に大切にしたいものは何か」、
「優先順位の高い希望は何か」を見極めることが重要になります。
全部が100点満点の物件はほぼないに等しいからこそ、
自分の中で優先順位をしっかり立てて、物件選びの軸をしっかり持っておくことが
後悔のない物件購入につながります。
また、物件の価格が相場よりも安かったことも購入の決め手になったという早見。
当初はその価格の安さに多少の疑問を持ちつつも、共用部の状態から配管や躯体の状態など、
目に見えない箇所まで入念にチェックし、ひとつずつ不安を解消して、購入に至ったのだそう。
早見:ここは相場より相当安くて。どうしてこんなに安いんだろうと思って、
色々なことを調べたのですが、修繕積立金も潤沢に溜まっていたし、共用部も築年数の割にすごくキレイで。
内装に年季が入っているということぐらいしか、価格が安い理由が見つかりませんでした。おそらく売主さんはリノベーションを前提として考えていなかったので、
「このくらいの値段じゃないと売れない」と、相場より安い価格設定をしていたんだと思います。
でも、今回はフルスケルトンにしてリノベーションするので、内装は一切気にせずに、
自分のしたいリノベができる物件かどうかを重要視しました。と言いつつも、実はあまりの内装の古さに「俺、本当にここを買うの?」って少し怖気付きましたね(笑)
特に奥さんはこういうのが初めてだったので「全然イメージできない。もう、任せたわ!(笑)」って感じで。
でも次の日にもう一度内見をして、やっぱりここしかない!と納得して購入しました。
不動産とリノベーションの両方に精通したプロでも、
「ここに住む」と思うと、本当にここでいいのか、これで大丈夫なのかと不安になってしまうもの。
今回、自宅の購入を経験したことで、そんなお客様の思いをより身をもって実感したという早見。
みなさんも物件購入で迷うことがあれば、どんな些細なことでもアドバイザーに相談してみてくださいね。
理想のリノベが実現できそうか、購入前にプロがきちんと診断することで、
不安が少しでも解消されればうれしく思います。
さて、実際に早見が購入した、築36年・55㎡の物件がこちら。
そして、リノベーション後のお部屋がこちら!
3DKから1LDKにリノベーションし、開放的なLDKのある暮らしを実現させました。
次回は、この空間が出来上がるまでの様子をお届けします。
リノベーションの計画を立てる際に重要な「現地調査」についてや、
普段は皆さんにお見せすることのないプランニングの様子など。
リノベのプロである早見が、どんな風に担当デザイナーと空間を創り上げていったのか注目です。