こんにちは。
去年ですが、ジョン・レノンの生誕80年を記念した企画展、ダブル・ファンタジー展に行ってきました。
ダブル・ファンタジーはジョン・レノンの最後の音楽アルバムのタイトルで、
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの曲が交互に流れる、ユニークな構成をしたアルバムです。
そのアルバム名を冠した、ダブル・ファンタジー展も音楽と同様、ジョンとヨーコの2人の人生の軌跡を辿った展覧会でした。
こちらは、ビートルズの4人が初めて主演した映画のポスター。
ポスター同様、お洒落な映画でした。
ジョン・レノンが中学生頃に書いていたノートです。
独特な絵のセンスと、フォントまでこだわっていたのは流石だなと思いました。
ちょっとノートの中身を覗いて見ましょう。
こちらは、オノ・ヨーコのコンセプチュアルアートの一つ。
白と黒のチェス盤を真っ白に塗りつぶした作品です。
「この世に白も黒もない。勝ち負けもない。全ては平等なんだ。」
という、平和を願う気持ちや人種問題に関しての力強いメッセーシに強く共感しました。
こちらは、ジョン・レノンがビートルズを解散した後、ソロで発表したLOVEという曲の直筆の歌詩です。ビートルズ時代、相当複雑で難解な歌詩を書いていた人からは想像もつかない、とてもシンプルで美しい詩です。シンプルだからこそ奥深い、日本の禅にも通ずるもので、大好きな曲です。
日本語の勉強の仕方一つとってもユニークなジョン。
最後に紹介するこの写真は、1枚目の写真でオノ・ヨーコが撮影していたものです。
写っているメガネは、ジョンが亡くなった時に掛けていたもので、隣に半分水の入ったコップが置いてあります。背景に映るニューヨークの街並が、メガネの左右、コップの上下で、異なって見えてきます…。これが何を意味しているか正直よく分かりませんが、多様な価値観がある世の中で、それらを’受け入れる‘という強いメッセージを感じました。
[2021.2.18]