見ているだけで楽しい!一人暮らしのリノベ事例
自分1人で暮らすお部屋。ある程度の広さは欲しいけれど、既存の間取りでは個室が多すぎたり、必要以上の大きさの設備を持て余してしまったり。人生でそう多くはない大きな買い物だからこそ、暮らしまで豊かに変えてくれるようなお気に入りに出会いたいものです。
テイストから使い勝手まで全て思い通りに設計するリノベーションは、単身で暮らすお部屋こそやりがいが大きいと言えるかも!
住む人によって全く違うテイストが見ているだけで楽しい、5つの1人暮らし事例を紹介します。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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一人暮らしのリノベーション、気をつけることって?
単身で暮らすお部屋の場合、ご自身のライフスタイルが変わった際には、売却することや賃貸に出す可能性も出てくるはず。資産として物件を購入する場合、次に手渡す人にとって魅力的な物件を選ぶことが大切になってくるでしょう。自分が希望するエリアや条件の中で、資産性の高い物件を不動産仲介のプロに紹介してもらいましょう。
参考にしたい!1人暮らしのリノベーション事例
自分だけの価値観やライフスタイルをすみずみまで反映させた5つの事例をご紹介します。
ライフラインは部屋の真ん中に(オトコの白)
[神奈川県横浜市 シングル男性]
カメラに関する仕事をされているOさんのお宅は、55.2㎡の広々ワンルーム。
玄関側にまとめた水回りとWIC以外には仕切る壁や扉がないオープンな空間です。
特徴は何と言っても「白」へのこだわり。天井と壁は全て白くし、床も無垢オーク材に白の塗装を施しました。
効率的に暮らしたいというOさんの想いが特に現れているのがキッチン。
天板はカウンターのように大きめに設定し、ダイニングテーブルを置かなくてもキッチンで料理から食事まで完結できるように。
驚きなのはキッチンの中に洗濯機をビルトインさせたこと。そうすることで洗濯機が部屋の真ん中にくるような設計に。
既存の概念にとらわれず、自分自身の暮らしに合った動線でプランニングしました。
パーティーはキッチンで(SIMPLE×アパルトマン)
[東京都世田谷区 シングル女性]
4年間の海外生活で古い建物を作り変えて暮らす文化に触れた女性Oさんが、
帰国後に暮らすお部屋として有名建築家のマンション一室をリノベーション。
全体のトーンとして意識したのは中性的なテイスト。白い壁にアッシュのフローリングで箱としては白を基調としつつ、
ハイセンスなインテリアやグリーンで大人っぽく味付けしています。
Oさんがもっともこだわりをかけたのはキッチン。最後に添えるソースまで自家製で仕上げるという本格派なOさんにぴったりの、作業効率のいいセパレート型を選びました。またお友達を家に招いてお酒を楽しむ時間が大好きということで、ダイニングテーブルはキッチン天板と一続きに。料理をしながらパーティを楽しめます。
いつまでもワクワクさせる秘密基地 (Textures)
[東京都目黒区 シングル男性]
広告関係のお仕事をする男性Yさんのお部屋。大切にしたのはスペースを無駄なく有効的に使うことです。縦に2分割したような間取りで、半分をリビング、もう半分にプライベートなスペースを集約させています。
リビングからガラス窓で仕切った寝室は3.6帖とミニマムですが、よく見ると本棚の横にハシゴが。ハシゴの先は書斎スペース。躯体現しの壁に囲まれ、中に座ると秘密基地のようなワクワク感を感じられるんだそう。
ボタニカル・ギャラリー (MORTAR POT)
[東京都江東区 シングル女性]
全面をモルタルに囲まれたギャラリーのようなお部屋。「できるだけシンプルに」。そう考えるKさんにデザイナーから提案されたのが、玄関を入ると壁や扉がほとんどないワンルームでした。さらには床と一部の壁を全てモルタルで仕上げてしまうという大胆なプランに仕上がっています。
もともとグリーンを部屋に飾るのが好きだったというKさん。鉢もご自身の趣味である陶芸で作ったものなんだとか。無機質なモルタルの空間だからこそ、グリーンがより瑞々しく見えます。
1つ目のキッチン、2つ目のキッチン (CRAFT)
[東京都世田谷区 シングル男性]
三軒茶屋にあるこちらのお部屋は、コンクリートブロックの壁を背景にしたキッチンが印象的。料理が大好きで、以前カナダに住んでいた時にはホームパーティーでいつも手料理を振舞っていたというTさんの住まいです。
60年代アメリカのバーのようなテイストを望んでいたというTさん。フローリングはあえてつやのはっきりした加工を選び、市松張りにすることでレトロな雰囲気を演出しました。
こちらのTさんは、ライフスタイルの変化で入居から4年後に新しいお家に住み替え。最初に住んだこちらのお宅は賃貸に出し、資産として所有されています。
次に暮らすお部屋でもリノベーションを行ったTさん。2回目のリノベーションも主役はキッチン。さらにパワーアップして、レストランのバックヤードのような本格派のキッチンが出来上がりました。
Tさんの2回目のリノベーションはこちら→KITCHEN×SIMPLE
最後に
1から100まで、イエに関する全てのことを自分で決めていくリノベーション。
最後には「あなたらしさ」が爆発するようなお部屋が完成しているはずです。
より自分らしく暮らす方法のひとつとして、一人暮らしのリノベーションを検討してみませんか?