本日は、木工事からクロス工事までをご紹介いたします。
後編となる今回は、造作工事を中心に工事の見どころをお届けしていきます!
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まずはLDKの全体写真から。
△前編の最後にご紹介したボード貼り工事進行中の状態から…
△ボード貼り工事も終わり、仕上げ工事に突入しています。
nuリノベーション(以下、nu)ではMARUGOTOオーダーとECOオーダー、2つのリノベーションサービスがありますが、フルスケルトンからリノベーションを行うMARUGOTOオーダーでは完全オリジナルの間取りをつくることができます。
壁が立ち上がり、全体の間取りが出来上がってくると、玄関扉を開けたすぐ先にリノベーションの面白さが詰まっているように感じてとてもワクワクします!
nuLIVEでは工事中の部分的な写真でのご紹介になりますので、ぜひ工事が終わりましたら完成見学会や竣工写真などから、空間全体をお楽しみいただければと思います!
さて、MARUGOTOオーダーの今回の現場もお客様のライフスタイルに合わせたオリジナリティ溢れる間取りとなっていますが、中でも次の2つが大きな特徴です。
1 廊下に面した洗面台
2 玄関脇のワークスペース
初めに①の洗面台造作工事の様子を詳しく見ていきましょう。
今回の洗面台は、グレーのメラミンカウンターと木の引き出しキャビネットを組み合わせたデザイン。
△塗装前
△塗装後
木のキャビネットには、OSUC(オイルステイン・ウレタンクリア)塗装を施しています。
オイルが馴染むことで木目が浮き出し、より木の風合いを感じられるようになるのが特徴で、ウレタンで塗膜を張ることで水にも強い仕上がりになります。
また、こちらの洗面台のデザインのポイントは“脚がないこと”。
宙に浮かんでいるようでとてもかっこいいですよね(^^)
ただ、かっこいいだけでなく長く安全に使っていただけるよう耐力を持たせるためには、工夫が必要です。
前編のカウンター天板工事の部分でも少しご紹介しましたが、こちらの引き出しについては予め箱形に組んだものを壁の中に潜り込ませて、壁の中の角材で四方をがっちりと固定しています。
塗装まで終えたところで、引き出しの動作を最終チェックです。
ちなみに、ボウルを乗せるメラミンカウンターについては壁に大きなL型ブラケットを仕込んで固定しています。
下写真の棚板のような施工方法で、棚板にブラケット金具分の厚みを彫り込んで固定しているので、正面から見ても金具が見えず、スッキリした仕上がりになります。
続いては、②玄関脇のワークスペースについて。
床から140cmほどの壁で仕切られた場所にはデスクを設えて、小さな仕事場を造り込んでいきます。
こちらのパーテーションは内側の2面のみ白色のクロスを貼り、その他は全て木質系の材料を使って仕上げていきます。
側面や天面の笠木には、表面を突板で仕上げた厚み4mmのベニヤを貼ります。
ボンドで固定している間に反り返らないように、緑色のピンで押さえつけながら接着していきます。
玄関扉側は、角を取ったR壁。予め工場で熱を加えて成形した曲げベニヤを使って造作しました。
塗装はまだ途中ですが、最後に養生を剥がしたときの仕上がりが楽しみです。
こうして大工工事が終わると、塗装工事、クロス工事、モールテックスとモルタルの左官工事とテンポ良く現場が進んでいきます。
◯クロス工事
◯モールテックス工事(仕上がりチェック)
そのほかにも見どころ盛りだくさんの現場ですが、壁全面の本棚などは家具職人さんが絶賛製作中ですので、今回はご紹介しきれませんでした…。
竣工後の様子は、施工事例ページからもご確認いただけますので、ぜひ職人技が詰まった空間を見てみてくださいね(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。