数年前、nuリノベーションでご自宅をリノベーションしたmaruさん。
リノベをきっかけに変化したライフスタイルや、丁寧な暮らしをつむぐmaruさんの等身大の日常をお届けします。
小さな我が家と大きな我が家
世の中には様々な職種があると思いますが、皆さまはどのようなお仕事をされているのでしょうか。またはされてこられたのでしょうか。
私はこれまでに事務職、服飾業、飲食、医療、教育、インテリア関係とさまざまなお仕事に就かせていただきました。現在は不動産屋さんにて家に関わる仕事をしていますが、これまでのどのお仕事も現在の仕事に繋がっているなと感じられるものであり、今となってはどれも貴重な経験です。
昔から新聞などの広告に入ってくる物件の間取り図を見るのが大好きで、そんな自分が今では物件の募集図面を作ったり、物件の案内をしているのが不思議でもあり、家探しをされているお客様との関わりが楽しくもあります。
条件に見合う家を見つけることができ、契約を交わし、鍵をお渡しした時のお客様のホッとした表情や嬉しそうな表情を拝見すると、新たな住処にてどうぞ良い時間を過ごしてくださいと願わずにはいられません。
特に今は新年度に向けて新たな生活を始められる方が多く、こちらまで清々しい気持ちをいただきながら、新たな門出のお見送りをしています。
一般的に多いのか少ないのか分かりませんが、私は結婚後3度引越しをしました。
最初は鉄骨造のアパートで、その次に鉄筋コンクリート造の高層階のマンション、庭付きのテラスハウスと続き、そして現在の分譲マンションです。実家は一戸建てでしたので、住んだ家の種類としてはコンプリートに近いかもしれません。
高層のマンションでは洗濯物を干すたびに下を見てギョッとしたり、庭付きのテラスハウスでは庭の手入れに苦戦したり、また木造でしたのでまだ小さかった子どもの泣き声などの音の心配もありました。
いろいろなタイプの家に住んでみて我が家が最終的に落ち着いたのが、自然豊かな低層階の公団のマンションでした。
子育て中は手狭にも感じましたが、夫婦二人暮らしの今となっては狭すぎず広すぎず、ちょうどいいサイズになったかなと思います。
家を建てると言う経験は出来なさそうですが、4年前にnuリノベーション(以下、nu)さんでリノベーションをしていただいたことで、スケルトンの状態から我が家を作り上げると言う貴重な経験をさせていただき、おかげさまでますます自分らしい我が家が完成いたしました。
アパートにはアパートの良さがあり、一戸建てには一戸建ての良さがあり、それぞれに楽しみ方や心地よい暮らしのヒントはあると思います。
予算や好みなどからどのような住処を選ぶかは人それぞれであり、家選びにマニュアルや正解などは無いと思っています。
人との出会いと同じように家との出会いもご縁であり、そんな出会いのお手伝いをさせていただけて有難いなと感じます。
家は暮らしの原点です。家に安らぎや心地良さを求めることは老若男女、世界共通だと思います。
星空のように散りばめられたひとつひとつの灯りの下にはひとつひとつの暮らしがあり、その灯りひとつひとつが守られる世界であってほしいと心から願います。
大切な「我が家」でもある地球が、どうか平和の光へと導かれますように。
今回の季節の一枚は、希望と願いを込めて桜の風景を。
撮影・文:maru
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