今回の技レポは、「カーテンで仕切る」について。
前回よりテーマを”思いやりのある家”としていますが、現場を見ていると、お客様の想いやデザイナーの知恵が詰まった”カーテンで仕切る”という技をよく目にします。
そんな技の数々を、施工事例とともにお届けします。
まずはこちら。
・リノベーション事例:「SIMPLE×無機」(埼玉県さいたま市)
カーテンというと、“窓辺にあるもの”が一般的ですよね。
しかしこの事例では、ワークスペースとLDの間の天井にカーテンレールを設置し、レースカーテンによって空間を仕切っています。
壁ではなく“カーテン”というだけでかなり圧迫感が軽減されますが、カーブの掛かったカーテンレールを設置したことで、より一層柔らかな雰囲気が出ていますね。
カーテンでも篭り感は抜群。在宅ワークも浸透している世の中、お家での仕事もこの空間なら集中できそうです!
こちらのご自宅では、寝室や収納にも壁を作らずにカーテン間仕切りを採用しています。
ちなみにこちらの事例、60㎡ほどの総面積に対して、壁で囲っているのはトイレと洗面室のみという、思い切った計画。限りある部屋の大きさに対して、カーテンを壁に見立てることで”閉鎖感を与えずに空間を仕切る“というデザイナーからお客様への思いが感じられる技だなと思います。
続いての事例はこちら。
・リノベーション事例:「SOZAI×モルタル」(神奈川県川崎市)
こちらのご自宅もほとんど壁がないデザインのお家。
ワークスペース、WIC、寝室の入口も全てカーテンで仕切っています。
ワークスペースやWIC等の雑多になりがちな場所には、普段は開けっぱなしで利便性を良くし、来客が来た際にさっと隠せるというメリットもありますね!
最後はこちらの事例。
・リノベーション事例:「THE GALLERY」(東京都世田谷区)
こちらは土間の空間を仕切るために、天井に吊り型のカーテンレールを設置しています。
カーテンが付いたお写真はまだ拝見していないので、どんな風に空間を仕切られているのか、想像が膨らみます!
今回もお読みいただきありがとうございました。