上質な素材がつくり出す、落ち着いた「大人空間」子供にはちょっぴり早い大人の時間「レイトショウ」のはじまりです。
タイトルは:恋するリノベ
主人公は、東京で遊び、働き、暮らす、とってもなかよしの30代O夫妻、旦那様はスポーツブランドのデザイナー、奥様は海外出張の多い会社員。お二人が物件購入を考え始めたのは今から2,3年前。賃貸マンションに住んでいることがもったいなく感じ、家探しを考えだしたといいます。最初から新築・中古問わず、マンションから戸建てまで幅広く探していました。いい物件があったら、というスタンスでじっくりと自分たちのスタイルに合う住まいを吟味。そんな時O夫妻は、自由に住まいを創り上げることが出来る「リノベーション」を知り、恋をします。実は奥様は中古マンションに抵抗や不安があったそう。しかし、リノベーションされた物件の事例を見たことや、nu仲介担当者が耐震面など不安要素を取り除いてくれたので、安心して家づくりをスタートすることができた、と話して下さいました。どの壁が解体出来るかなど、自分たちだけでは分かりにくい点を考慮できるのは、物件探しからのサポートの大きな強みです。「中古をリノベすることにはお得感があったんです」対する旦那様は、昔のパパのような「夢のマイホーム」という感覚はなく、住まいについてもっとフレキシブルな感覚をお持ちでした。ついに巡り会った港区のこの物件は、将来の資産価値も踏まえての物件。駅から徒歩5分以内、管理体制良好など、売ったり貸したりするのにも条件はぴったりです。
舞台は東京”大人空間”
nuを知ったのはHPを見て。「HPや施工事例のセンスを見て決めました。物件探しからワンストップという点も魅力的で。」と、6件の会社と比較した中で、nuに決めて頂きました。プランニングは素材などを吟味しながら、じっくりと進められました。海外出張などでお互いに忙しいO夫妻は、夫婦別々に打ち合わせをすることもしばしば。しかしデザイナーを含めイメージの共有がしっかりと行なわれていたので、同じ完成イメージを持ちながら設計は着々と進みます。
プランのポイントは・素材感・アンティーク感・時間の経過を楽しめる住まい。間取りはリビングを出来るだけ広くとり、寝室は最小限にして広めの土間スペースをとる、いうご希望でした。「二人でどれだけ考えても思いつかないアイデアが沢山出てくるんです」素材や間取りについての多くの提案に感動したというO夫妻。コンクリート躯体現しの天井や、アンティーク風なクリのフローリング、オリジナルで製作したドア、そしてアクセントレンガ壁。どれも素材の表情が楽しめ、バランスよく空間に配置されています。その中でも、特に思い入れのある壁一面のアクセントレンガ壁。レンガが半分埋め込まれた表情のある壁は、手作業で作り出された風合い。デザイナー自ら、納得のいく表情を出すために何度も何度も手作業で修正した、こだわりの壁なんです。壁の色の配分は、悩んだ箇所のひとつ。どの壁を現しにして、どの壁を白く塗装するかで印象は大きく変わります。そのバランスは最後まで悩んだ箇所でもありました。結果、旦那様のデザイナー独特の感性とnu設計担当のアドバイスがうまく調和して、納得のいく仕上がりに。「たくさん助けてもらって、思い描く空間を組み上げることが出来たんです」時が経つごとに楽しめる住まいにしたいというご希望を満たした、つくり込み過ぎない趣きのある大人空間です。
エンドロールは拍手喝采
この家に住んで、友人を招く機会が多くなったというO夫妻。訪れる友人は皆「お店みたい!」と居心地の良いリビングでくつろいでいってくれるそう。実際にご夫妻も家にいる時間が長くなったとか。そんな空間を創り上げているのは、O夫妻こだわりのインテリア。ネイビーのレザーソファや、赤いラグ、古材を使ったオーダーメイドのローテーブル。新しく揃えたインテリアは空間にしっくりと馴染み、O夫妻のスタイルを創り上げます。以前の家から持ってきた家具は、ダイニングセットとスタンド照明のみ。モダンな濃いめの家具を好んで選んでいたというO夫妻は、家を変えたことをキッカケにインテリアのテイストも変え、空間づくりを楽しんでいます。お部屋にアンティークな雰囲気を加えるのは、イタリアのアンティークランプや、アールデコ調のキャビネット。キャビネットの上には、結婚式のウェルカムボードで使用した額縁や、奥様の誕生日に毎年贈られる旦那様からの似顔絵が並びます。素材感が際立つコンクリート躯体現しの天井やレンガの壁のハードさと、アンティーク家具や木の暖かさが一体となった、深みのある空間。「骨組みからインテリアまで、トータルで住まいをコーディネート出来たという点で、リノベーションを選んで本当に良かったです」味わい深い素材を使い、時が経つごとに表情を楽しめる住まい。主人公O夫妻がここ東京、大人空間を舞台に紡ぎだす物語。ひとつの物語に終止符を打ち、このストーリーの続編はまた新たに動き出します。