ホームシアターとは
ホームシアターとは、大画面に映像を映すためのプロジェクターやマルチチャンネルスピーカーなどの音響設備を設置して、家庭でも映画館のように迫力のある映像や音を楽しめるスタイルのことです。リノベーションでは、リビングをシアタールームと兼用してリビングシアターにする方法と、映画に集中できるよう、居室の一室を専用のシアタールームにする方法があります。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[ホームシアターのリノベーションにおけるメリット]
もし、住まいに対して、以下のようなご希望をお持ちならば、シアタールームのリノベーションは有効な手段となるでしょう。
・プライベートスペースで映画を楽しみたい。
・上映時間や天候を気にせずに映画を視聴したい。
・古い映画や昔のドラマを、迫力のある映像で見たい。
ホームシアターでは、自分の家族や友人だけで映画を独占することができます。会話を交わしたり、食事をしたりしながらでも映画鑑賞することができるので、人目を気にせず映画を楽しみたい方にお勧めです。また、立体的のサラウンドサウンドで、臨場感を伴う映像体験ができるのも、ホームシアターの魅力の一つです。現在では、スピーカー本体とウーファー機器の二台のみで音響を楽しめる、省スペースなホームシアターシステムも増えてきていることから、導入しやすくなっています。
[ホームシアターのリノベーションにおける注意点]
ホームシアターをリノベーションで新たに作る場合、注意点もいくつかあります。
・本格的なものを求めると、設備費用が高額になってしまう。
・近隣に音漏れしてしまう可能性がある。
ホームシアター機器は、安いものだと5万円ほどから購入可能です。しかし、映像や音声にこだわりたい場合は、ハイスペックな設備が必要となるため、設備費用が高額となってしまうことがあります。また、ホームシアターは臨場感を楽しめるというメリットがある一方、ウーファーの重低音が振動となり、近隣に伝わりやすいことが懸念されます。特に集合住宅では、防音の工夫をしたり、音量の調整をしたりなど、音漏れに配慮する必要があります。
まとめ
ホームシアターは、時間や人目を気にせず、映画やその他の映像を楽しめるという点で、魅力的なシステムです。安価で小型のタイプも増えてきているため、以前と比較して導入しやすくなっています。しかし、集合住宅や住宅密集地では、音漏れが懸念されます。近隣への配慮を行いながら、自身の生活環境に合ったホームシアターシステムを選ぶとよいでしょう。