白い円柱が佇む約60㎡のワンルームに暮らすannaさん。お部屋を整えるマイルールやこだわりのインテリアアイテムなど、ユニークな日常を楽しむannaさんの暮らしのアイデアをお届けします。
小さくても嬉しいコスメスペース
新しい年のスタートとともに、気持ちもリセットされるような気がする1月が好きです。
年末年始で増えてしまった体重はリセットされぬままですが…。
本年も楽しいウェブマガジンをお届けできるように書いていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
今回レポートするのは、わが家のコスメスペースと寝室まわりです。
リノベーションをする前は、朝のメイクをする時にスタンドミラーとコスメの入ったボックスを持ってダイニングテーブルなどに移動して支度をしていました。移動すること自体にはさほど不便を感じたことはなかったのですが、なかなかかさばるそれらを置くスペースが定まらないことに、日々プチストレスを感じていて。とくに毎日のルーティーンの流れで使うモノの定位置は、使いやすい場所にあった方が暮らしやすいですよね。
そんなわけで、この度のリノベで“コスメスペース”というものをつくっていただくことになりました。
四角いものが多いから、丸い鏡で空間に動きを
私は「オルネ ド フォイユ」というお店の、雑貨や家具の見せ方・雰囲気が好きで、今回のコスメスペースにもこちらのお店のラウンドウォールミラーを使いたいなと思っていました。この商品の紹介ページの写真がまさに、私が理想としていたスペースの雰囲気だったので、設計デザイナーさんにイメージを共有して相談。ワンルームでほぼ壁のないわが家のどこにこのコスメスペースを配するか、日々の家での行動をイメージしながら場所を決めていきました。
検証の結果、オープンクローゼットに近い場所だと動線的に良いということになり、寝室横にあるわが家唯一の収納の塔(こちらはまた後日のウェブマガジンにて)の壁につくることに決定。
コスメが置いてある木の台は製作時に現場へ行き、木材のどの部分が良いか選ばせていただきました。その作業があったことで、よりこのスペースへの愛着が湧いたような気がします。
パッケージのデザインをしていたこともあり、パッケージが大好きな私。コスメを買う時ももちろん、パッケージが好きなテイストだとより購入意欲が湧いてきます。日常使いのこちらのコスメたちも、全てお気に入りのパッケージ。細々としたコスメを分けているのは「無印良品」のポリプロピレンケースや、お菓子の入っていた缶、「fog linen work」のシルバープレートなどシンプルなもので統一しています。
まるでコテージで寝ているような感覚に!? 木のパーティション
土間と寝室を分けている木のパーティションは、素材そのものの雰囲気を出したかったのでオイル塗装のみのシナベニヤ材を採用。フィンランドで購入した「Kauniste」のKUMAのキッチンタオルを「IKEA」のポスターフレームに入れて飾ったら、フィンランドのコテージ風に(笑)。実際のところ、冬はとくに寒い位置にある寝室ですが、木のぬくもりのおかげでほっこり安らげる空間になっています。
ベッドメイキングについては諸説あると思いますが、私はしっかり整えたいタイプ。昨年、ずっと憧れていた「バーカーテキスタイル」のブランケットを購入し、布団を整えたあとの仕上げにバサッと掛けています。ブランケットの両端に施されたブルーのステッチは、ノルウェー語で『健康管理』と書いてあるそうで、なんとなく健やかに眠れそうですよね。
フラスコでできた、ユニークな照明
寝室にも好きな照明をつけるために引掛けシーリングを設置したのですが、これ!という照明になかなか出合えず…。約2年の月日を経て、昨年の秋頃にとうとう見つけた照明がこちら。「アボード」のフラスコペンダントランプです。理科実験用の三角フラスコでできており、下部には加工が施されていて電球が直接目に入らないのです。留め具も紐も真っ白で清潔感があるのですが、フラスコなのでなんとも言えない面白さがあり、見るたびにとても好きなプロダクトだなと思います。
部屋が狭くてもワンルームでも、空いている壁に鏡をつけてコスメスペースにしたり、カーテンで仕切っておこもり感のある寝室にしたりと、リノベーションには無限の可能性があるなぁと、原稿を書きながらつくづく思った回でした。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また来月のウェブマガジンでお会いしましょう。
撮影・文:anna
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