白い円柱が佇む約60㎡のワンルームに暮らすannaさん。お部屋を整えるマイルールやこだわりのインテリアアイテムなど、ユニークな日常を楽しむannaさんの暮らしのアイデアをお届けします。
ルールはなくてOK、リノベと楽しく飾ること
梅雨はいずこへ…と感じるくらいの夏らしい日々が続いておりますが、皆さまは元気にお過ごしでしょうか。
私は先日、日帰りで長野の松本市に行ってきました。
気になっていた美術館に行くことがメインだったのですが、昔からある喫茶店や美味しいお蕎麦、大きな川の流れる風景などに癒されて、とてもよい気分転換になりました。
変わらない日常も好きですが、いつもと違う場所に行くことは日常を生きるための活力になるものだな、と感じました。
さて、今回で9回目となるウェブマガジンのお題ですが、わが家の「飾ること」について書いてみたいと思います。
意外な場所に、掛け軸を
家に来てくれた人が気づいてくれると嬉しくなる、わが家の守り神的な存在(笑)、「ほぼ日」のおちつけ掛け軸。
この掛け軸は、引っ越しをしたら飾りたい、と前々から夫が購入していたもの。
大きな地震や近所の火事などに遭遇した際に、私の慌てふためく姿をみて飾ることを決めたそう…。
実際、少し落ち着く気持ちになれるから不思議、文字のチカラってすごい。
掛け軸を飾る場所といえば、和室やものの少ない静かな雰囲気のスペースなどが浮かんでくると思います。
私は少し厳かなイメージの掛け軸をデイリーなものとして見ていたいなと思い、あえて躯体現しのコンクリートを背景に選びました。
部屋の中心で見守ってくれている感じがするところや、アンバランスで面白い雰囲気ながらも空間に馴染んだ色みでとても気に入っています。
リノベの特権!? たくさんの配管を「飾るスペース」に
おもにリノベで躯体現しの仕上がりにした場合に出てくる配管たち。
私、実はこの配管群が大好きでして…♡
この配管たちを遠目で見ていると、自由に部屋を走りまわっているように見えてきてなんだか愛らしくなるのです(笑)。
この気持ち、わかる方がいらっしゃったら語り合いたい…(笑)
これらの愛らしい配管には、気づくか気づかないかくらいに馴染む同系色の雑貨を選び、たまたま気づいた人がちょっとクスッと笑えるような空間になるよう心がけています。
こちらはプロダクトブランド「D-BROS」のモビールカードにフックをつけて、配管から下げているの図。
風に揺られてくるくる回る表情がなんともユニーク。
となりには、かわいいお菓子の包装紙で作ったお手製モビールもゆらゆら。
いい具合に穴の空いている配管もあり、それを利用してフックをかけることができる場合もあるので「配管に飾ること」は、個人的に無限の可能性を感じていて、これからも追求していきたいことの一つです。
天井の近くに飾るつながりでもう一つ、引き戸レールの上も飾り棚に。
この使い方は推奨されていないと思うのですが…。
たまたまレコードや写真集を飾るのにぴったりなサイズと場所だったので、あまり重さのないものをいくつか配置。
ふとした瞬間に旅先で買った雑貨などが目に入ると、少しだけその時間にタイムトリップできるような気がするので、生活に溶け込んだ、さりげない場所に思い出を飾ることはいいことだな、と思っています。
大きめポスターは床置きでさりげなく
わが家にあるポスターは大きいものが多いので、今のところすべて床置きにしています。
壁に飾りたい気持ちもあるのですが、存在感が出すぎてしまうかな、と思うところがあり…。
ピカソのポスターは平和の象徴と言われているハトがモチーフなので、外から幸運が舞い込んできてくれたらいいなーと願いを込めて、玄関に(笑)。
同系色の「knot」のカゴとも相性よく並んでくれています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
いよいよ次号で最終話となる「ユニークと暮らそう」ですが、まだ出てきていない場所はどこでしょうか?(笑)
それでは次回もお楽しみに!
撮影・文:anna
Profile