nuスタッフの小西が住まい手として、創り手として。
自宅リノベで気づいたことや、細部がもたらす心地よさを、全10話で綴っていきます。
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第8話では、小口についてお話ししました。
今回は、唯一の個室、寝室の話です。
・一日のはじまり
朝、東から差し込む太陽の光に包まれて目が覚めます。
窓が3面ある寝室は、白で統一した壁も天井も床も、柔らかい光が反射している。
まだ夢の中にいるかのような、天国のような、そんな心地よい気分。
それが気持ちよくて、カーテンは薄い布を一枚だけ。

夏の朝は特に早くから明るくなってしまうけれど、
元々朝型のわたしには自然と目覚めるそのリズムがちょうど良い。
自然なリズムで一日を始められることに喜びを感じます。
・2台のダブルベッドがつくる日常
この部屋にはダブルベッドが2台並んでいます。
ちょっぴり贅沢な広さだけど、私たちには必要な環境でした。

夫は暑がりで、私は寝相が良くなく、お互いに自由な体勢で寝られるようにダブルベッド2台体制を導入してみました。
気づけばそれが定番となり、なくてはならない環境に。

寝室は約9畳。
ダブルベッド2台を置いてもまだ余裕があります。
そのうち4人家族になったらシングルベッドを1台追加したり、
子どもが成長したら勉強机を置いてみたり。
余白があることで、想像の余地がうまれます。
・真っ白いキャンバス
床は、天井と壁と同じ真っ白な長尺シートを選びました。
唯一の個室なので、LDKとは全く違う雰囲気にしてみたかったのです。
長尺シートは継ぎ目が少なくシームレスで無機質なのが魅力的。
さらにコストもぐんと抑えられるので一石二鳥の素材でした。
足の裏に感じるひんやりとして感触は、
フローリングのぬくもりとは違う清々しさがある。
壁も床も天井も真っ白で、そこに少しずつ自分たちの好きなカラーで彩っていく。
LDKはチークのフローリングや木の家具たちで落ち着く空間だけれど、
寝室はもう少し自由で遊び心のある、そんな空間にしたかったのです。
最初に迎え入れたのは、憧れだったUSMのキャビネット。
本や書類、隠しておきたいものの居場所を考えた時、扉付きの収納で、かつこの部屋の主役になるような家具。
そう考えた時にUSM以外の選択肢は思いつきませんでした。

選んだカラーはオリーブグリーン。
派手すぎず地味すぎず、白い部屋の中で確かな存在感がある色。
ベッドリネンはブルーのチェック柄。
グリーンとブルーで大きな面積を整え、
これから反対色の赤や黄色で差し色を取り入れていこうと思っています。
・余白に描くこれから
収納はUSMのキャビネットだけ。
将来2つの部屋に仕切るかもしれないので、余白を残したかったのです。
けれど意外にもUSMのキャビネットひとつで整っています。
書類も、本も、子どもの描いた絵も、みんな扉の奥で静かに眠る。
すっきりとした部屋は潔く、暗い部屋の中では静かな安心感を生み出してくれます。
朝は夢見心地で真っ白な空間を味わい、
体を起こすとお気に入りのカラーで1日分のパワーをもらい目を覚ます。
夜はシンと寝静まり、心地よい眠気に包まれる。
真っ白な余白の中に、日々の暮らしが描かれていくのをこれからも楽しんでいきたいと思います。
次回は最終話、将来の話です。
余白を残した家づくりならではの将来の展望や、
子どもが巣立った後の二人暮らしの目標をお話しできたら嬉しいです。
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