ダイニングとは
ダイニングとは、厳密な意味では“食堂”となります。食事を取るところであり、間取り図などではキッチンと合わせて、DKと表記されます。キッチンのそばにテーブルなどを置いて食事を取る部屋を意味します。一方でリ、ビングという言葉があり、これは“居間”を表します。リビングとダイニングとキッチンがひとつの部屋となっている間取りは、LDKと表記されます。ただし、DKとLDKに明確な区別はありません。キッチンが同じ部屋にあって、広さが6畳以上10畳未満をDK、10畳以上をLDKと呼ぶ場合もあります。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[リノベーションでのダイニングの考え方]
リノベーションでは、間取りをどうするかが重要です。食事をどこで取るかによって、ダイニングの位置づけが分かれます。
ダイニングの位置づけの例を次に示します。
・リビングとは別の部屋で食事を取るならDK
・同じ部屋にリビングもあるならLDK
・同じ部屋にリビングもあり、10畳未満ならDK
・同じ部屋にリビングもあり、10畳以上ならLDK
このように、ダイニングとリビングの部屋を分けるならダイニングキッチンとなりますが、ダイニングとリビングを同じ部屋とするなら、部屋の広さによって呼び方の変わる場合があります。リノベーションを考えた場合、食事をどこで取りたいか、どういう間取りとするかに影響します。その点でダイニングの位置づけは、非常に重要であるといえます。食事は、誰もが楽しく取りたいと考えるものです。家族と談笑しながらの食事は、料理が一層おいしく感じられることでしょう。その場所を家のどこに配置するかは、快適な生活を送るうえで大切なものとなるため、リノベーションの際には常に意識すべきでしょう。
[ダイニングのリノベーションでの注意点]
ダイニングをリノベーションするうえでの注意点を挙げます。
・どこで食事を取りたいかをはっきりさせる
・リビングと同じ部屋で食事を取りたい場合は部屋の広さを確保する
・ダイニングとリビングの役割が混在しないようにする
先ほどもお伝えしたとおり、まずは食事をどこで取りたいかをはっきりさせておく必要があります。その際に、リビングとは別の部屋で食事を取りたいのなら、ダイニングキッチンとなります。一方、リビングと同じ部屋で食事を取りたいのであれば、部屋の広さを確保しておきたいものです。充分な広さが足りない場合、ダイニングとリビングの役割が混在してしまい、ダイニングテーブルにリビング用品が煩雑に置かれるといったことにもなりかねません。食事はダイニングで取り、リビングではゆっくりくつろぎたいとお考えの場合は、部屋の広さは不可欠だと言えます。
まとめ
ダイニングは食堂を意味し、食事を取る場所です。キッチンに隣接したダイニングはDKと呼びます。リビングは居間であり、ダイニングとリビングが同じ部屋で、ある程度以上の広さがあればLDKと呼びます。リノベーションでは、如何に快適に過ごせるようになるかということが重要ですので、DKやLDKといった呼称にとらわれることなく、ご自分で理想的だと考える間取りを実現するようにしましょう。