パティオとは
パティオは、建物に付随する特殊な種類の中庭です。パティオはスペイン語で「中庭」を意味します。パティオはロ型やコ型形状などの一棟の建物に囲まれる形で、噴水と植え込み、タイル張りの床などで構成される例が多いです。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[パティオへのリノベーションのメリット5つ]
・採光の確保
パティオリノベーションの一番のメリットは、建物の空間の中心部から採光ができる点です。住宅の中心から、温かい雰囲気に包まれます。
・プライバシー性が高い
庭自体のプライバシー性が高くなり、通行人の目線を気にする必要なく、心置きなく作業できます。
・セキュリティー性が高い
パティオリノベ―ション後のセキュリティー性も高くなります。例えば、夏場などの夜間でも、パティオに面した窓を全開にしておいても、屋外からの侵入の心配はありません。
・室温調整可能
パティオがあれば、室温の調整も楽です。夏場は窓を開けて室温を調整できるならば、エアコンを使用する必要もなくなります。これは、電気代節約につながります。
・事故防止
お子様の飛び出しも防げます。お子様をパティオ内で遊ばせることで、お子様が不意に道路に飛び出すような事故を防げます。
[パティオへのリノベーションの注意点5つ]
・敷地
パティオを設けるならば、敷地の広さと居住空間の割合を確認しておきましょう。パティオだけのリノベーションでは、居住空間を減らしてしまう可能性があります。
・窓
パティオに面する窓の数は、設計デザイナーと相談しながら、なるべく減らしましょう。建物内に窓ガラスが多すぎると、断熱性と耐震性の低下につながります。また、窓の大きさと位置については、採光と通気に関わるので、こちらも設計デザイナーとの相談が必要です。
・通気性
パティオの通気性に注意しましょう。設計と室外機の置き方次第で、通気性が低下します。パティオ内で湿度が上昇し、熱がこもりやすくなってしまいます。
・生活動線
パティオが敷地内移動の邪魔にならないか考慮しておきましょう。パティオにリノベーションすれば、パティオ沿いに敷地内を移動するため、生活動線が複雑化します。
・排水性
パティオの排水性は高くしましょう。雨が降った際に、パティオに水が高くなります。
まとめ
都心にお住まいの方で、周囲の建物のせいで「採光」が困難だとお困りならば、パティオがおすすめです。パティオリノベーションの際は、「敷地」「窓」「通気性」「生活動線」「排水性」などの要点を押さえれば、理想のパティオのある家に近づきます。