LED照明とは
LED照明とは、発光ダイオードを利用した照明器具のことです。青色発光ダイオードの開発により、白色ダイオードの実現が可能となり、照明の分野で使用されるようになりました。LED照明には、消費電力が少なく、寿命が長いという特徴があります。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[LED照明のリノベーションにおけるメリット]
住まいの照明を、白熱灯や蛍光灯からLED照明に変更することで、以下のようなメリットがあります。
・電気代が抑えられる。
・照明器具の取替え回数が少なくなる。
・虫などが寄り付きにくい。
・光で物を傷めにくい。
・電気を点けるとすぐに明るくなる。
・一灯で部屋の雰囲気を変えられる。
LED照明は消費電力が少ないため、白熱灯と比較して、年間の電気代は約8分の1に抑えられると言われています。白熱灯の寿命は約半年、蛍光灯は約3年であるのに対し、LED照明は約10年と大変高寿命であるため、LED電球に変えることで、照明の交換回数も少なくなります。また、LED照明の明かりには、虫の好む波長がほとんど含まれないため、虫が寄り付きにくく、屋外の照明にも向いています。光に含まれる紫外線や熱線の量も少ないため、室内の絵画や植物などを傷めにくいという特徴もあります。蛍光灯は、スイッチを入れてから明かりが点くまでに少し時間がかかりますが、LED照明は、スイッチを入れた瞬間に点灯します。一灯で光の色を変えられるタイプもあり、部屋の雰囲気をさわやかにしたり、温かみのある空間にしたりなど、受ける印象を変えることができます。
[LED照明のリノベーションにおける注意点]
リノベーションにおいてLED照明を導入する場合、注意点もいくつかあります。
・購入費用が高い。
・工事を必要とすることがある。
・高温に弱い。
・光が直線的である。
LED照明は、他の照明器具より高価なため、導入費用が高くなってしまう傾向があります。ダウンライトや天井付けタイプのLED照明は、設置する際に工事が必要になることもあります。また、LED照明は高温や熱に弱いため、浴室などの長時間高温にさらされる場所で使用すると、寿命が縮んでしまう懸念があります。均一に光を照射しないため、直線的な光になりやすく、蛍光灯と比べて暗く感じることもあるので注意が必要です。
まとめ
LED照明は、電気代を抑え、照明の交換回数を少なくすることができるため、導入によるメリットが大きい照明であると言えます。しかし、場所によっては使用に適さないという懸念があります。工事が必要なこともありますので、導入にあたっては、nuリノベーションの設計デザイナーにご相談ください。