リノベーションとは
リノベーションとは、古くなった住宅を作り変えることです。具体的には、大がかりな工事をおこなって、機能を刷新したり、使いやすさを高めたりして、中古住宅に新しい価値を与えることを指します。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[リフォームとの違い]
リノベーションと似た言葉に「リフォーム」があります。この2つの言葉の違いは曖昧ですが、「一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会」では、以下のように定めています。
・リフォームとは、原状回復のための修繕営繕不具合箇所への部分的な対処
・リノベーションとは、機能、価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修
わかりやすくいえば、リフォームとは「汚れたり壊れたりした設備を直して元どおりにすること」であり、あくまで「原状回復」が目的という点で、リノベーションとは異なります。
[リノベーションをするメリット]
もし、今の住まいに以下のようなお悩みやご希望をお持ちならば、リノベーションは有効な手段となるでしょう。
・もっと使いやすい間取りにしたい
・資産価値を上げたい
・住みたいエリアに新築が少ない
・なるべくコストを抑えて綺麗な住宅に住みたい
・古い建物を利活用したい
今の住宅をさらに良くしたい人にとっては、間取りや設備を自由に作り変えられることが最大のメリットです。また、より綺麗で使いやすくなっているので、そのぶん資産価値も上がります。これから新しい住宅を探す人にとっては、中古のリノベーションを候補に入れることで、希望に合う物件を探しやすくなります。新築を買うより安く済むことも大きなメリットです。
[リノベーションをする際の注意点]
住宅のリノベーションをする場合、注意点もいくつかあります。
・中古住宅なので耐久性に不安がある
・実際に住むまでに時間がかかる
・リフォームより工事費用が高くなる傾向がある
・解体したときに新しい問題点が発覚する場合がある
リノベーションをする対象の住宅は、中古住宅です。それだけ、新築よりも耐久性は低くなりがちです。また、ただ単に住宅を買うのとは異なり、検査、設計、工事施工などが入ることから、どうしても引っ越すまでに時間がかかります。(nuリノベーションでは、設計〜工事完了まで約4〜5ヶ月程度かかります。)いざ工事となると、大規模工事になるぶん、部分的な改修のリフォームよりも費用が高くなりがちで、工事を進める中で新たな問題が見つかり、料金が上乗せになってしまう場合もあります。予算オーバーにならないよう、十分に気をつけましょう。
[リノベーションにかかる費用の種類]
リノベーションにかかる費用は、大きく3つあります。
・物件を購入するための費用(物件購入費、諸経費など)
・工事をするための費用(設計費、工事費)
・引っ越した後にかかる費用(管理費、固定資産税など)
新築を買うより安いとはいっても、多額の費用がかかるケースもあり得ます。理想の住宅にするためにも、予算や期間、デザインなどについて、しっかりと事前に打ち合わせを行いましょう。