SOHOとは
SOHOとは、「Small Office Home Office」の略であり、自宅に仕事場（オフィス）があり、そこで仕事をする働き方をいいます。SOHOで働く人の多くは、特定の企業に所属せず、様々な企業から仕事を受注し、個人事業主（フリーランス）として活動しています。また、会社員が在宅勤務の形で出勤せずに、自宅で仕事を行う働き方も含める場合があります。
リノベーションのワンポイントアドバイス
［SOHO向けリノベーションの考え方］
リノベーションによってSOHOで働きやすい環境を整えるには、どういったことが重要でしょうか。SOHOに向いている環境を整備するには、次の点が重要となります。
・仕事場とプライベートな場を分ける
・仕事に集中できるように明るさや遮音性を確保する
・SOHOで必要なパソコンなど、多くのIT機器を無理なく収容できる
SOHOでは長時間デスクに向かうことが多いので、仕事をする場とプライベートな場を分けたいものです。自営業では、夜間も仕事を行うことが多いため、仕事に必要充分な明るさの照明を用意したいものです。仕事場が道路に面していて騒音が気になるときは、窓を防音性能の高い二重窓にしたほうがよいでしょう。パソコンなど、多くのIT機器がSOHOでは必要となりがちです。各種IT機器で、たこ足配線とならないようにコンセントは多めに設置しましょう。壁面にLAN端子を設ければ便利になります。
［SOHOのリノベーションにおける注意点］
SOHO向けにリノベーションを行う場合に注意すべき点を挙げます。
仕事場とリビングなどを共用するなら分離が大切
間取りに余裕がなくてリビングなどと仕事場を兼用する場合は、プライベートな場との分け方が大切です。顧客の来訪時に仕切りを設けられれば、プライベート部分を見えないようにできます。
日常生活での移動経路と仕事場が重ならないように
洗面やトイレなど、日常生活で移動する経路上に仕事場が重なると、落ち着いて仕事ができない可能性もあります。SOHOの場と日常生活での移動経路が重ならないように間取りを工夫しましょう。
IT機器を収容しやすくする
一般的なSOHOでは、多くのIT機器を使用することになりますが、普段は使わないIT機器類を収納しておけるように収納棚などを設けると、室内が雑然とせずに、スッキリとして良いでしょう。
まとめ
SOHO向けのリノベーションのプランニングでは、住まい部分と仕事部分を切り分けられるようにすることが重要です。くつろぎたいのに仕事道具が見えてしまっては、のんびりできなくなるかもしれません。その上で、仕事が快適に行える環境を整備することを考えるとよいでしょう。SOHOという働き方は、今後ますます増える可能性が高いです。SOHOのリノベーションをお考えの場合は、ここでの考え方や注意点を参考に、働きやすく、プライベートでもくつろげる環境を作り出したいものです。
