TESとは
TES(Thin Economical System)とは、ガスで温めた温水を利用した暖房システムの略称のことで、元は東京ガスが開発した製品です。熱源機となる大型のガスボイラーを設置し、温水を送ることで、家中の暖房や除湿、給湯などを行います。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[TESのリノベーションにおけるメリット]
もし、今の住まいに以下のようなご希望をお持ちならば、TESのリノベーションは有効な手段となるでしょう。
・小さいお子様のために、安全な暖房器具が欲しい。
・肌や空気が乾燥しにくい暖房がいい。
・暖房中に換気せずに済ませたい。
・追い炊きができる風呂にしたい。
・浴室にミストサウナを設置したい。
・電気の使用量を減らしたい。
リノベーションでTESにすれば、床暖房や温水式ファンヒーター、温水パネルヒーターなどの暖房が使えます。どれも火を燃やさないため、安全性が高く、空気も汚さないので換気の手間が省けます。空気が乾燥しにくいので、肌や喉にもやさしいです。お風呂は、湯沸かしや追い炊きが簡単にできるようになり、いつでも温かい湯船に入れます。リノベーションでミストサウナを設置し、リラックスするのもいいでしょう。TESはガスが熱源なので、電気使用量を減らせます。省エネ性が高い熱源機を使うことで、光熱費の節約にもつながります。リノベーションをする以上、快適かつ財布にも優しい住まいにしたいところです。
[TESには「給湯・暖房機能一体型」と「暖房専用型」の2種類がある]
TES対応の熱源機は2種類あります。「給湯、暖房機能一体型」は、温水を作る部分と給湯器が合わさっているため、別々に設置するよりも工事費用が抑えられます。「暖房専用型」は、追い炊きなどはできないものの、給湯機が故障しても影響がありません。
[TESのリノベーションにおける注意点]
リノベーションでTESを新しく導入する場合、注意点もあります。
・部屋が暖まるのに時間がかかる。
・初期コストやメンテナンス費用がかかる。
・一体型の場合、一方が修理不能になると全体の交換が必要。
TESは、エアコンや石油ファンヒーターのように、すばやく部屋を暖めることができません。なお、タイマー機能がついている場合が多いので、ぜひとも活用しましょう。コスト面では、他の暖房器具を買うのに比べて、初期費用がかかります。また、数年に一度のメンテナンスが必要です。給湯、暖房機能一体型の場合は、片方の機能が故障した際に修理ができないと、全体の交換が必要なケースもあります。
まとめ
TESは、ガスを上手に利用した給湯、暖房システムです。安全で健康にやさしい暖房が使えるほか、お風呂をさらに楽しんだり、省エネにつなげたりすることも可能です。TESを導入したリノベーションをご検討する場合は、nuリノベーションまでご相談ください。